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熱帯医学研究所が参加する2つの研究チームがNTDsのワクチン開発へ

長崎大学の熱帯医学研究所が参加する2つの国際的な研究チームが熱帯・亜熱帯地域で蔓延する2つの感染症のワクチン開発に着手しました。今回、対象とするのは、NTDs(顧みられない熱帯病)のなかでも、世界で年間約1億人が発症するデング熱の新しいワクチンと、世界中に1200万人以上の患者が存在するリーシュマニア症という寄生虫病に対するワクチンです。

これらの研究には、いずれもGHIT(公益社団法人 グローバルヘルス技術振興基金)が新規投資を決め、デング熱のワクチン開発には約6130万円、リーシュマニア症のワクチン開発には約1億8300万円が投じられます。

【デング熱ワクチン開発】

研究目的:デングウイルスの4つすべての血清型に対する防御を目的とするデングワクチン候補の臨床用製剤の製造、前臨床試験の実施
参画機関:長崎大学・熱帯医学研究所、欧州ワクチンイニシアチブ(EVI)、仏パスツール研究所
備考  :GHITとしては、2件目のデングワクチンプロジェクト

※詳細はこちらのpdfをご覧ください。

【リーシュマニア症ワクチン開発】

研究目的:皮膚および内臓リーシュマニア症に対する2つのワクチンの開発、安全性と有効性の検証および前臨床試験の実施
参画機関:長崎大学・熱帯医学研究所、米オハイオ州立大学、カナダ・マギル大学
※米国食品医薬品局(FDA)の生物学的製剤評価研究センターが、ワクチン候補の評価に参画

※詳細はこちらのpdfをご覧ください。

【お問い合わせ先】

研究国際部 熱帯医学研究支援課(総務担当)
TEL 095−819−7803