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平成29年度動物慰霊祭を挙行

   9月28日,先導生命科学研究支援センター動物実験施設横の動物慰霊碑前において,動物慰霊祭を,施設利用者及び関係者約100名参列のもと執り行いました。

   参列者全員により黙祷が行われた後,小守壽文先導生命科学研究支援センター長から,
「近年、生命科学は目覚ましい発展を遂げていますが、その成果の多くは動物実験に依存したものであり、実験動物たちの犠牲のうえに人類の生存と繁栄があることを忘れることはできません。
   また,研究のために犠牲となった幾多の実験動物に対しまして深甚なる感謝の意を表わすと共に,我々の健康や福祉が実験動物たちの尊い生命のうえに成り立っていることを再認し,研究に従事していくことを誓います。」と慰霊の辞が述べられました。

   引き続き,施設利用者を代表して原爆後障害医療研究所の木下 晃講師から,「研究技術の進歩は日々進み、ゲノム編集技術の出現は短期間であらゆる動物の遺伝子改変を可能にしました。加えて、我々は研究の再現性を担保するために複数回の実験が必要とされてしまいます。私たちは研究者である前に、生命に畏敬の念を抱く人間でありたいと思っています。常に感謝の念を持ち、極力あなた方に苦痛と恐怖を与えない様に、配慮しながら研究を行っていくことをここに誓います。」と慰霊の辞が述べられました。

    その後,大沢一貴先導生命科学研究支援センター比較動物医学分野長から挨拶があり,最後に参列者全員による献花が行われました。
参列者全員による黙祷
参列者全員による黙祷
動物慰霊碑
動物慰霊碑