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水産・環境科学総合研究科の広瀬美由紀准教授が、日本水産工学会より平成29年度日本水産工学会奨励賞を受賞

  水産・環境科学総合研究科の広瀬美由紀准教授が日本水産工学会より平成29年度日本水産工学会奨励賞を受賞しました。同賞は水産工学に関する科学技術の進歩および水産業の振興を図り,もって学術文化の進展に寄与することに貢献し,今後の活躍が期待できる者に授与されるものであります。
  受賞対象となった研究は「水産非対象生物の超音波散乱特性に関する研究」で、音響を使った水産資源量計測の障害となる海洋生物(クラゲ類や浮遊性巻貝類など)の音響特性を明らかにすることで,水産資源量計測の精度向上を目指すものです。日本海西部のマアジ当歳魚現存量調査を対象に,いくつかの周波数の超音波に対して水産非対象種とマアジ当歳魚の音響特性の違いを検討し,複数種が混在する日本海西部海域において音響を用いた資源量計測の道筋を示したことが評価され,同様に生物多様性に富み,生物種の特定が難しい海域への応用が期待されています。
  東京海洋大学品川キャンパスで開催された平成30年度日本水産工学会学術講演会会期中の5月13日に授賞式と受賞講演が行われました。

 

授賞式にて(右:日本水産工学会長 大竹臣哉 福井県立大学教授、左:広瀬准教授)

授賞式にて(右:日本水産工学会長 大竹臣哉 福井県立大学教授、左:広瀬准教授)