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第35回「角尾学術賞」授与式及び受賞記念講演会を執り行いました

   5月28日(月)に本学医学部良順会館で、第35回「角尾学術賞」の授賞式及び受賞記念講演会を執り行いました。同賞は、長崎医科大学内科学第一講座を開講して以来、原爆で亡くなられるまでの約20年の間、同医科大学の発展に尽力された 故 角尾 晋 元長崎医科大学長の功績を顕彰するため、昭和59年11月に設けられました。本学医学部は、毎年医学の分野において特に学術的貢献のあった40歳以下の研究者の中から受賞者を選考し、同賞を授与しています。
   今回で通算44人目となる受賞者には、本学生命医科学域(大学院医歯薬学総合研究科分子標的医学研究センター)古賀 智裕助教が選ばれました。受賞研究の「全身性エリテマトーデスにおけるT細胞の分化シグナル異常に着目した病態解明を目指す研究」では、今なお解明されていない全身性エリテマトーデスの病態メカニズムの解明に一石を投じるものでした。
   今回の研究成果から、今後は、早期診断や階層化の実現、適切な治療薬の選択といった診断法・治療法の向上に寄与するほか、他の自己免疫疾患への治療戦略への応用にも期待されています。
   古賀助教からは、この研究は指導の先生方や医局同僚のほか、たくさんの方々の協力による成果であるとの謝意が述べられたほか、今後も研究と診療で難病治療に貢献していきたいと話していました。

故 角尾晋 元長崎医家大学長胸像と古賀助教
故 角尾晋 元長崎医家大学長胸像と古賀助教
賞状を授与する永安医学部長と受賞者の古賀助教
賞状を授与する永安医学部長と受賞者の古賀助教
記念講演を行う古賀助教
記念講演を行う古賀助教