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河野学長がインドを訪問し、4大学と協定等を締結

7月22日から26日の期間、河野茂学長がインドの首都デリー、「インドのデトロイト」と呼ばれるインド南部の工業都市チェンナイ、「インドのシリコンバレー」と呼ばれるベンガルールの3都市を訪問し、以下の成果を得るに至りました。

1)インドのトップレベルの大学3校とのLOI: Letter of Intent(本学との連携に向けた関心意思表明書)の締結・署名
IT大国インドの人材供給機関として世界的に有名なインド工科大学(IIT: Indian Institute of Technology)デリー校、インド西洋医学の総本山である全インド医科大学(AIIMS: All India Institute of Medical Science)、インドIT発祥の地であるベンガルールにおいて優秀な理系人材を輩出し続けているインド理科大学(IISc: Indian Institute of Science)ベンガルール校とLOIの締結・署名を行いました。これまで本学は、インドにおける大学間連携は皆無でしたが、今回の学長訪問を通じ、インドにおける本学の大学間連携の地歩を固めることに成功しました。また、本学の強みである医療分野では、全インド医科大学との連携に向け、感染症・熱帯医学分野など、本学の研究分野に対して先方から高い関心が示され、今後具体的な研究者や学生間の交流を通じて具体化を目指すこととなりました。

2)インド情報工業大学カンチプラム校との大学間交流協定の締結・署名
インドIT技術や、モノづくり教育・研究機関の最高峰の一つであるインド情報工業大学(IIITDM: Indian Institute of Information Technology, Design and Manufacturing)カンチプラム校と、大学間交流協定を締結・署名するとともに、本協定の内容を速やかに具体化すべく、「長崎の医療」と「インドのIT」によるイノベーション創出を目指すグローバル・アントレプレナー育成イベントを行いました。イベントでは、本学薬学部薬学科1年生の李明恩さんによるインドのITビジネス分野の新規事業の提案や、金子聡熱帯医学研究所教授によるインドITビジネスとの連携を視野に入れた本学の医療分野の研究についてのプレゼンテーションがなされました。さらに、本協定の成果として、長崎ブレークスループロジェクトの一環により、本学から4名の学生を同大学に留学生として派遣することが正式に確認され、8月よりすみやかに開始されることとなりました。


なお、本協定締結・署名式は、地元高級紙『インディアン・エクスプレス』の取材を受け、複数の現地新聞およびTVなどで大きく報道されました。

学長のインド訪問により、2020年の情報系新学部設置に向け、インドとの連携を通じた、情報工学、データサイエンス、AIなどの分野の研究者、教員及び学生との交流に向けた連携の基盤を確立することに成功しました。また、学長の1度の海外訪問において、4大学との連携に向けた署名を行うことは極めて珍しく、インドにおける大学間連携の基盤の確立により、長崎=ベトナム(東南アジア)=インド(南アジア)=ケニア(アフリカ)という、今世紀において最も繁栄することが見込まれる新興アジア・アフリカ地域を一つに結びつける、本学の戦略的国際連携ルートが完成することとなりました。
なお、今回のインド訪問には本学医学部の卒業生でもある冨岡勉衆議院議員も同行され、各訪問先で長崎大学のPRに多大なるご協力をいただきました。

 

 


AIIMSでのLOI締結の様子

AIIMSでのLOI締結の様子

IIITDMでの協定締結の様子

IIITDMでの協定締結の様子

IIScでのLOI締結の様子

IIScでのLOI締結の様子

IITデリーでのLOI締結の様子

IITデリーでのLOI締結の様子