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長崎大学名誉教授、勝俣隆氏の名前が小惑星に付きました。

2019年03月12日

   はやぶさ2号が小惑星〔竜宮〕に着陸したニュースが話題となりましたが、この度、小惑星22346番に、長崎大学教育学部で29年余り教鞭を執られた勝俣隆氏の名前が付いたことが分かりました。これは、勝俣氏が長年にわたる日本神話(古事記や日本書紀)研究を通し、日本にも星座神話が存在することを論じて、天文学界で注目されたことを顕彰して、国際的に著名な天体写真家の藤井旭氏、東亜天文学会の佐藤健氏が提案され、この小惑星の発見者である箭内政之氏、渡辺和郎氏も賛成し、国際天文学連合IAUで正式に承認されたものです。今回、IAUの一部門である小惑星命名委員会MPC(米国スミソニアン天体物理観測所)から、世界中に公表されました。日本の国文学者の名前が小惑星に付いたのは初めてのことです。
   この小惑星22346番Katsumatatakashiは富士山くらいの大きさ(直径約5キロメートル)で、火星と木星の間に存在し、3.54年の周期で太陽の廻りを廻ります。小惑星としては標準的な大きさですが、16等星程度の明るさなので、肉眼や小望遠鏡では見られません。
   勝俣氏は、日本神話の解釈で、天孫降臨神話の猿田毘古神(さるたびこのかみ)が牡牛座のヒアデス星団、向かい合う天宇受売命(あめのうずめのみこと)はオリオン座、天上界の出入り口である天の八衢(あめのやちまた)は昴(プレアデス星団)に相当すると指摘されています。これらの星座は、3月には、夜8時頃に、まだ南西の空に仰ぐことが出来ます。興味のある方はご覧になったら如何でしょうか。

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