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令和元年度医学部創立記念講演会を開催

   医学部は,オランダ海軍軍医ポンペ・ファン・メールデルフォールトが,1857年11月12日に長崎奉行所西役所において日本初の系統的な近代西洋医学の講義を開始した日を創立記念日としています。

   この日を記念し,11月8日(金),医学部良順会館において,創立記念講演会を開催しました。

   今回は,作家の平野久美子氏を講師にお招きし,医学科2年生山下紗里菜さんの司会により「牡丹社事件がつなぐ、台湾と長崎大学医学部」と題した講演が行われました。

  参加した130名の学生と教職員は,今から150年近く前に台湾で起きた「牡丹社事件」を通して,日本の台湾出兵時には,本学の前身である長崎医学校が「蕃地事務局支局病院」となり,マラリアや感染症にかかって送還された兵士たちの治療にあたったという,長崎と台湾の知られざる歴史の講演に熱心に耳を傾けて,長崎で医学を学ぶ意味を改めて考えさせられました。

講演を行う平野久美子氏
講演会終了後の記念撮影