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医歯薬学総合研究科医療科学専攻博士課程1年の加藤直也さん(医薬品情報学分野)が、第9回日本バイオマテリアル学会九州ブロック講演会において優秀研究ポスター賞を受賞

医歯薬学総合研究科医療科学専攻博士課程1年の加藤直也さん(医薬品情報学分野)が、2020年1月10日に北九州市立大学ひびきのキャンパスで行われた第9回日本バイオマテリアル学会九州ブロック講演会において優秀研究ポスター賞を受賞しました。受賞対象となった加藤さんの発表は「血液脳関門突破ペプチドのin vivo比較検討に基づくリガンドの探索とマイクロ流体装置を用いた標的指向ナノ粒子製剤への展開」と題するものです。

脳は、血液脳関門(BBB)の存在によって、薬物送達が著しく制限されることが課題でした。本研究では、BBBを突破すると報告されているペプチドの中から、脳内に存在するペプチドの空間的な局在情報の解析を可能とする多色深部イメージング法を用いたin vivo評価法により優れた脳指向性ペプチドを見出しました。また、臨床現場での実用化が期待されているマイクロ流体装置を用いて、探索した脳指向性ペプチドを修飾したリポソーム製剤が高い脳移行性を有していることを報告いたしました。今回その重要性と今後の有用性が高く評価され受賞に至りました。

加藤直也さん(医薬品情報学分野)
加藤直也さん(医薬品情報学分野)