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工学研究科?橋特任研究員が令和元年度土木学会功績賞を受賞

土木学会(林康雄会長)は令和2年5月14日に開いた理事会で功績賞や技術賞、吉田賞など全10賞で構成する「2019年度土木学会賞」の授賞者・授賞作品などの選考を行った。
このうち最高の栄誉である功績賞は、土木工学の進歩、土木事業の発達、あるいは土木学会の発展に寄与し、学会の声価を高め、その興隆に著しい功績があると認められた者に贈呈されるものです。

受賞した?橋特任研究員は、1982年長崎豪雨災害以来、様々な災害についてその発生直後から復興までの全過程にわたる研究を実施してきました。その成果を被災地の自治体や国土交通省等の災害対策や復興計画に活用できる形にまとめ、多くの委員会等を通じて、実現させてきました。災害に関する一般図書も数多く刊行し、災害の全体像を伝える役目を積極的に果たしてきました。

もう一つの専門である構造工学分野においても、ケーブル系構造物の非線形応答等の動的挙動の新たな解析法を提案し、土木学会論文集、外国誌等に多数の論文を発表してきました。また、氏の指導を受けた多くの卒業生、修了生が土木工学の第一線で活躍しています。

このような学術面や社会貢献での功績は、学会や国の機関等から各種表彰を受けるなど高く評価されていることから、功績賞の受賞にふさわしいと認められました。

6月12日の令和元年度土木学会総会と合わせて開催していた表彰式は、新型コロナウィルス感染症の影響で中止となりました。

?橋特任研究員
?橋特任研究員