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平成22年度第1回学術セミナー「アフリカの角,難民の文脈 〜Contextualizing Refugees in the Horn of Africa〜」を開催(国際連携研究戦略本部)

平成22年度第1回学術セミナー「アフリカの角,難民の文脈 〜ContextualizingRefugees in the Horn of Africa〜」を開催

熱心に聞き入る受講者たち 講演する増田准教授
熱心に聞き入る受講者たち 講演する増田准教授

6月19日,国際連携研究戦略本部東京オフィスはキャンパスイノベーションセンター東京(東京都港区芝浦)において,学術セミナー「アフリカの角(つの),難民の文脈 〜Contextualizing Refugeesin the Horn of Africa〜」を開催しました。このセミナーは,国際連合が定める6月20日の「世界難民の日」にちなみ,「アフリカ」と「難民」をキーワードとし,企画されたものです。
まずはじめに,高木正洋本部長の挨拶があり,環境科学部の増田研准教授が「移動を余儀なくされる人々:東アフリカの文脈において『故郷』とはどこなのか」と題して,20年にわたって調査を続けているエチオピアのボディ族やバンナ族を事例とした講演がありました。
つづいて,津田塾大学国際関係研究所研究員の眞城百華氏が「エチオピアの飢餓と難民:地域史からの問い直し」と題して,国立民族学博物館研究戦略センター機関研究員の内藤直樹氏が「日常を構築する:ケニア・ダダーブ難民キャンプにおける下からの地域統合」と題して,それぞれ講演されました。
最後に,本学国際健康開発研究科の神谷保彦教授より,緊急人道支援の実践者の立場から,援助・難民ビジネスの問題点などについてコメントがありました。首都圏の大学生やNGO職員等15名のほか,医歯薬学総合研究科の大学院生もテレビ会議システ
ムにより受講し,大変有意義なセミナーとなりました。

(平成22年7月 国際連携研究戦略本部)