2011年09月02日
大学院医歯薬学総合研究科長を7月14日まで務めていた,山下俊一教授が朝日がん大賞を受賞しました。 なお,授賞式は9月2日,がん征圧全国大会(鹿児島市・宝山ホール)で行われます。
<公益財団法人日本対がん協会が発表した受賞理由> |
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被爆地・長崎で放射線と甲状腺がんの臨床と基礎研究に携わるなか,1991年以降はチェルノブイリ原発事故後の学童検診を現地で主導。約20万人に及ぶ甲状腺検診から,放射線ヨウ素内部被曝による小児甲状腺がんの激増を科学的に明らかにするなど,放射線と健康リスクの最前線でのグローバルな研究実績が評価される。 また,今年3月に発生した東京電力福島第一原発事故の現地で,低線量慢性放射線被曝による発ガンリスクの評価と長期にわたる県民健康管理プロジェクトに携わり健康リスクを調査研究すると同時に,新たな放射線医療科学の世界拠点と体制づくりの中心的存在として注目される。
<山下俊一教授のコメント>
第11回朝日がん大賞を受賞して
片峰茂学長のご推薦、ならびに日本対がん協会賞選考委員会の各位に、心より感謝とお礼を申し上げます。
長崎大学教授 福島県立医科大学副学長 山下 俊一 |