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各学部・研究科等の理念

教育学部

 教育学部における教育理念は,人間形成に関わる専門的な研究や実践を通して,高度な学識と豊かな人間性及び実践的な指導力を備えた専門的教育者を育成することである。

経済学部

 経済学部における教育理念は,「21世紀が求める実践的エコノミストの養成」である。
 国際化,情報化の進展など急激に変化する現代経済社会が求める実践的エコノミストとは,経済学と経営学の基礎理論・知識と広い教養を身につけると同時に,その現実的応用力と基礎技術を身につけ,現実の問題の実際的解決能力をもつ人材である。問題解決能力を養成するためには,基礎的理論とともに,制度に関する知識及び情報処理,計量的処理,コミュニケーションなどの技術を身につけなければならない。実践的エコノミストとは,このような人材をいうのである。

医学部

医学科

 長崎大学医学部医学科の開祖ポンペ・ファン・メールデルフォールトは,長崎において,日本で初めて患者を主体とした医療を実践し,わが国の近代西洋医学教育を創立した。本学科は,ポンペの言葉「医師は自らの天職をよく承知していなければならぬ。ひとたびこの職務を選んだ以上,もはや医師は自分自身のものではなく,病める人のものである。もしそれを好まぬなら,他の職業を選ぶがよい。」を建学の基本理念とし,深い医学知識と豊かな創造性,高い倫理観を身につけた医師及び医学者を育成することを目標としている。この目標を達成するために,医学科では,1)基礎医学,臨床医学知識の総合的理解(医学を学ぶ),2)医科学的創造性の養成(科学を学ぶ),3)医師としての社会的責任感と人間性の確立(人間を学ぶ)を重視した教育を実施する。

保健学科

 生命や人間の尊厳に基づく心豊かな教養を備え,高度な専門的知識・技能を修得し,広く社会に貢献できる資質の高い医療専門職を育成します。

歯学部

大学における基本的教養と専門の基盤となる幅広い知識を修得させるとともに,歯学における専門知識を修得させ,もって責任感と社会性を身につけた歯科医師を養成することを目的としている。具体的には,6年間の歯学教育を通して,人間性豊かな人格形成と人類の進歩に貢献できる意欲と才能を養うことを目指し,患者さんの安心感と信頼感を得られるような歯科医師としての基本を身につけさせることを教育方針としている。

薬学部

 「ヒトの健康を目指して」の標語のもと,医薬品の創製,医療,健康・環境に関する基礎及び応用の科学を教育,研究すること,並びに「くすり」の専門家として社会的使命を遂行し得る人材の養成を以て社会に貢献する。
 このために薬科学科(4年制)と薬学科(6年制)の2学科において,

  • 医薬品の開発・生産,環境衛生の分野等において主導的な役割を果たすことのできる人材
  • 「くすり」の専門的知識に基づいて社会福祉や地域医療に貢献できる薬剤師

 を育成する

工学部

 国際的にも通用する工学技術者人材の育成を教育目的として,生涯にわたって信頼される技術者であり続けるための努力を支える広範な基本的教養および専門の基盤となる幅広い知識,工学に関する専門的知識を修得させるための基礎的教育を行い,課題探求能力,コミュニケーション能力,技術者倫理観を身に付けさせる。

環境科学部

 世界の全域で求められている「人間と環境との調和的共生」という人類共通の課題に取り組み,次の世代に向けて,自然と人間との調和を踏まえた地球環境の全体的保全と人間社会の持続的発展を可能にする社会システム,理想的環境の創造・実現に寄与することを教育・研究の基本理念とする。

水産学部

 21世紀における人類の生存と福祉に貢献するため,海洋を中心とした水圏の環境や生物資源とその利用に関する体系的な教育・研究を通して,水産科学に関する次のような能力を有する人材を育成し,広く地域や国際社会に送り出すことを目標としている。

  1. 真理を追究し,新しい知識や考え方に対応できる
  2. 新しい技術や思考方法を自ら創造できる
  3. 新しい専門的知識により社会に貢献できる

生産科学研究科

 複数の学問分野を組織的に結合した学際的・総合的分野の教育研究を推進することにより,高度な専門的知識・能力を持つ高度専門職業人,並びに専門領域を横断した創造性豊かな優れた研究・開発能力を持つ研究者等の人材を養成し,もって生産科学の発展に資することを目的とする。

医歯薬学総合研究科

 「長崎大学大学院医歯薬学総合研究科は医学,歯学及び薬学の知を結集し,生命・医療科学分野における教育研究内容の学際化・高度化・先端化及び国際化を図ることによって,高度の専門知識・技術を基盤にした医療科学の発展に資する。」
 医・歯・薬のそれぞれの研究科を再編統合し,研究教育の拠点を大学院にシフトすることによって,「知」を再構築,結集し,生命・医療領域における急速な高度化・専門化に対応する。高度の専門的知識と技術を基盤にした世界をリードする研究の展開及び基礎研究,先端医療,創薬,保健行政,国際貢献などの分野で世界をリードする高度の専門的知識と経験を有した研究者,教育者,高度専門職業人の育成を図る。

国際健康開発研究科

 長崎大学大学院国際健康開発研究科は,精深な専門的知識・技能を授けることにより,国際協力の分野,特に地球規模の健康課題に対処する分野で活躍できる高度な知識と技能を有する実践的な人材を養成し,もって国際社会の健全な開発に資することを目的とする。
 科学技術と産業が発達し経済のグローバル化が進む一方で,貧富の格差は拡大し開発に取り残された人々がマラリア,結核,HIV/エイズ,その他様々な熱帯病で苦しみ,子供や女性などの社会的弱者の死亡率の高さは依然として大きな問題である。また,新たにSARSや高病原性鳥インフルエンザなどの新興感染症が世界的脅威となり,健康上のみならず国家,社会レベルで社会・経済的打撃を受けている。本学のこれまでの熱帯医学分野での人材育成,研究,国際協力活動の実績を活用し,現場での問題把握,解決のための具体的政策立案など,国際的レベルで活躍できる国際健康開発政策立案者,事業運営コーディネーターなどの育成を目指す。

熱帯医学研究所

 熱帯地域に存在する複雑多様な自然・社会環境が,熱帯病をはじめとする錯綜した健康問題を引き起こし続けている。国際交流の進展が著しい今日,これらの問題は世界的視野に立って解決されなければならない。
 この認識に基づき,熱帯病の中でも最も重要な領域を占める感染症を主とした疾病と,これに随伴する健康に関する諸問題を克服することを目指し,関連機関と協力して以下の項目の達成を図る。

  1. 熱帯医学及び国際保健における先導的研究
  2. 研究成果の応用による熱帯病の防圧並びに健康増進への国際貢献
  3. 上記に係る研究者と専門家の育成

病院

基本理念

 長崎大学病院は,最高水準の医療を提供するとともに,人間性ゆたかな優れた医療人を育成し,新しい医療の創造と発展に貢献する。

基本方針

  • 人間性を重視した患者本位の医療を実践する。
  • 世界水準の医療と研究開発を推進する。
  • 倫理性と科学性に基づいた医学・歯学教育を実践する。
  • 離島及び地域医療体制の充実に貢献する。
  • 医療の国際協力を推進する。
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