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授業科目区分及び各科目の目標等

共通基礎科目

高校までの学習から脱却し,大学教育の特徴である自主的な学習態度を身につけるための橋渡しを図る。

教養セミナー

知的活動への動機づけを高め,科学的な思考方法と学習・実験のデザイン能力,レポートや口頭でのプレゼンテーション及びディスカッションを通じて適切な自己表現能力を習得することを具体的なねらいとしており,高校までの教師主導型学習から,大学における自主的学習へのオリエンテーション機能を果たすことを目標とする。また,大学での学習の入り口として,学生と教員及び学生相互のコミュニケーションづくりにも効果が期待される。

  1. 知的活動への動機づけを高める。
  2. 科学的な思考方法と学習・実験のデザイン能力を身につける。
  3. レポートや口頭でのプレゼンテーション及びディスカッションを通じて適切な自己表現能力を身につける。
  4. 学生と教員及び学生相互のコミュニケーションを図り,ものの見方,考え方の多様性を知る。

教養特別講義

豊かな心を持ち,平和を支え,社会に貢献する人材の育成及びものの見方・考え方の多様性を知り,学習意欲をかきたたせるような教育を目標とする。特別講演により,長崎大学の理念に触れ,ものの見方・考え方の多様性,課題探求・学問の面白さを知る。講義により,学生生活の場である長崎の歴史,文化,自然を理解し,長崎大学に学ぶ学生としての自覚を持ち,世界を理解する。被爆地長崎を通して平和について学び,平和を愛する豊かな人間性を身につける。地球上全ての生命の維持に不可欠な海洋について学ぶ。さらに,古来より,大陸文化の伝来・発展・交流の街道の最前線であった長崎を理解する。アジアとの関係を含め,長崎の歴史,文化,平和について知識を広め互いにそれぞれの分野について議論できるようになる。

情報処理科目

新入生が情報処理資源・ネットワーク環境を活用して,主体的に情報を収集,分析,判断,創作及び発信できるようになる。また,このことによって,大学における情報処理資源を活用した教育のための共通基盤となる技術を習得する。

情報処理入門

情報機器や情報通信ネットワークの機能にかかわる基本的知識やそれらの活用能力,情報モラル等を講義及び演習を通じて習得する。

コンピュータ入門

コンピュータやネットワークの仕組みを理解した上でソフトウェアの有効な利用ができ,さらに応用が利くような技術的基盤を習得する。

健康・スポーツ科学科目

疾病予防や健康づくりに関する科学的な知識や身体運動やスポーツの具体的な実践方法を習得し,生涯にわたって健康な生活が送れるように個々の生活習慣を改善し,実践していく能力を獲得する。

健康科学

生活習慣病,AIDS・性感染症,飲酒・喫煙,歯周疾患,心の健康,食事をテーマに疾病や健康に関する基礎知識を習得し,個々が抱える生活習慣の問題点や課題を振り返り,生活習慣を改善していく能力を獲得する。

スポーツ演習

身体運動の効果や実践方法またはスポーツの文化,ルール,技術を習得し,生涯にわたって身体運動やスポーツに親しむことのできる基礎知識や技能を獲得する。

外国語科目

国際化が進む中,世界の人々と積極的にコミュニケーションを図り,言語を取り巻く文化についての理解を深めるための外国語能力の向上を目指す。

英語コミュニケーション I〜III

音声言語,及び文字言語による基礎的英語運用能力を高めることを目標とする。言語と文化に対する理解を深めるだけでなく,日常の事柄や国際社会での出来事に関して,音声言語,又は文字言語によって意見を表現できるようになる。リスニングにおいては,英語の音の特質に関する理解を深め,リスニング力に関わる基礎的スキルを身につける。

総合英語 I〜III

リーディング,リスニング,スピーキング,ライティングの4技能をバランスよく高める。リーディングにおいては,英語の記事や文章を速読,精読できるようになる。リスニングにおいては,英語の音の特質に関する理解を深め,リスニング力に関わる基礎的スキルを身につける。ライティングは,レベルに応じて,一文における英訳から基礎的パラグラフライティングまでを習得する。

ドイツ語 I〜IV,フランス語 I〜IV,中国語 I〜IV,韓国語 I〜IV

基本文法を理解し,基礎的文が理解できるようになる。また,各言語の特徴にそくした発音ができ,基礎的な会話文等を聞き取れるようになる。さらに,言語を取り巻く文化についても理解を深めるようになる。

人文・社会科学科目

人間がこれまで築きあげてきた哲学,文学,芸術,歴史などの文化の内容を理解し,それらを評価・批判し,新たな文化の創造に寄与する能力を身につける。また,法律,政治,経済などの社会の仕組みと,それが時代や地域に応じてどのように形成されてきたかを理解し,現代社会が直面する諸問題を正しく認識する能力を身につける。

人間と文化

文化科学の基礎をなす哲学・倫理学・論理学・言語学などの諸科学で構成されるが,そのような諸学問の理解と継承あるいは批判を通して教養を身につけるとともに将来の文化の発展に寄与する能力を身につける。

言語と芸術

文学・国語学・美術・音楽などの諸科学で構成される。言語(ことば)や音・形・色などによる表現や表象などの本質・形態・様式・機能などを体系的に理解し,その起源や方法論あるいは表現技術,芸術現象などの歴史的展開を学ぶ。また人間の創造的活動である言語芸術(文学)あるいは音楽,美術,演劇,映画や諸メディアなどの解釈と鑑賞,創造と表象,表現技術などの能力を身につける。

社会と歴史

われわれの社会がどのような仕組みを持っているのか(法・経済・政治・文化・民族など),またどのように形成されてきたのか(歴史的及び地理的),そしてその中で生活を営む諸個人は社会とどのような関係を取り結んでいるのか,あるいは取り結んできたのか。この科目では社会の構造と機能,及びその変動に主たる問題関心を置き,社会そのものを時間的・空間的・構造的に理解する能力を身につける。

法と政治

社会を構成する多くの人々や集団の利害を調整し,社会が秩序正しく円滑に進行するための仕組みである法と政治を学ぶ。特に国家及び市民社会に焦点を当て,法学では国家法の体系と主要な法律の概略を学ぶことにより国家に対する国民の権利・義務及び市民社会における財産・家族の法律関係を理解し,また政治学では国家,議会,行政組織,政党などの学習を通して国家の意思ないし政策が形成される政治過程の基本的構造を理解する。

経済と経営

人間社会の営みはいかなる仕組みによって支えられているのか,現代社会の仕組みと現代社会が直面している諸問題を正しく認識するための基礎的能力を身につける。そのため,現代経済社会の構造と歴史的推移,また現実に生じている経済・経営事象を理解するための基礎的概念や基礎的理論,また簡単な分析手法を身に付けることによって,広い経済社会の見方や経済学的考え方を習得する。

日本国憲法

日本国憲法の法的,政治的な位置・役割と制定・運用の歴史的過程を理解し,その理念・精神を踏まえて現代的課題を探求する能力を身につける。

人間科学科目

人間は生物であるとともに文化を創造する存在である。
そこで,人間の特質を以下の視点から多面的に理解し現代に相応し総合的な人間観を形成する。

  1. 人間の精神面や文化面
  2. 脳など人間を構成する臓器の機能的観点
  3. 健康・医療などの人間が生命を維持していく側面
  4. 人間に影響を及ぼす環境と人間の環境へ適応的観点
  5. 人間が持つ臓器や組織,細胞の構造からの側面

人間の科学

人間の特質を,心理的・文化的側面から理解し,人間活動の深淵さについて理解する能力を身につける。人間学分野では,生物的存在と社会的文化的存在の統合としての人間のあり方を複数の学問領域から理解する。心理学分野では,ヒトの行動を科学的に理解する。科学史分野では,自然を理解し,働きかけようとする人間の営みの歴史的な歩みを理解する。

生体の機能

生物である人間においては,生体を構成する様々な臓器や組織が固有の機能を果たし,かつ相互に連関し合って生命活動を営んでいる。このような人間の特質を,生理学的な面から理解し,生命現象の不思議さについて理解する能力を身につける。生体機能学分野では,人間の思考を司る脳の仕組みと働き,生体の恒常性を維持する様々な機能,さらに,食物を摂取し生命活動に利用する生体機能について,及びくすりは生体の機能に作用し,病気の治療や予防について理解する。生体と薬分野では,くすりの歴史を知り,生体におけるくすりの効用あるいは危険性について理解する。

生命の科学

生体は常に,物理化学的或いは生物学的刺激にさらされており,これらの外界からの刺激と生体側の反応のバランスの上に立って,健康は維持されている。健康科学分野では,どのような場合にこのバランスが崩れ病気が発症するのか,健康な生活を送るためにはどうしたらよいかを知るとともに,現代医療の進歩や問題点について理解する。生体防御分野では,外界からの刺激への生体側の反応のしくみについて理解を深めるとともに,防御機構獲得へ生命が辿った軌跡を理解する。

人間と環境

人間は様々な環境要因の影響を受けると同時に環境に対しても影響を与えている。このような人間と環境の関係を生物学的・医学的側面だけでなく,心理的・社会的・文化的側面からも考察し,社会的動物といわれる人間の理解を深める。人類遺伝学分野では地球環境との協調によって実現した人間形質の獲得と維持のしくみについて理解する。人類生態学分野では様々な地球環境のなかでの人間の日々の営みと適応について理解する。環境科学分野では人間を取り巻く生活環境の変化や破壊がどのような影響を人間に与えるのかについて理解する。ハンディキャップ分野では生活環境が障害を持つ者の社会参加に与える影響とノーマライゼーションの考え方について理解する。

生体の構造

生物である人間においては,生体を構成する様々な臓器や組織・細胞は固有の構造と機能を有し,かつ相互に連関し合って生命活動を営んでいる。このような人間の特質を,種々のレベルの構造的側面から理解し,生命現象の不思議さについて理解する能力を身につける。遺伝子構造と機能分野では,遺伝情報であるDNAの構造とその発現制御機構について理解する。細胞構造と機能分野では,生命の最小単位である細胞に注目しその微細構造と機能及び細胞増殖・分化・死といった細胞動態の制御機構について理解する。形質人類学分野では,巨視的に人間の構造を捉えてその多彩な形と機能を理解する。

自然科学科目

自然科学分野(数理と統計・物理・化学・生物・地学)の基礎を学習し,自然界の諸現象に対する理解を深めるとともに,科学的なものの見方を習得する。

数理科学

数学と統計学から構成されており,「数学」では自然,生活,社会などにおける量や形の関係,変化などを記述し,その法則を調べ,検証し,利用していくこと,あるいはすでに実社会において利用されている実態などを学ぶ。それによって高校までの数学の授業で培って来た知識や能力を確実なものにしていくとともに,さらに論理的思考力を鍛え,数量に対する感性を磨き,もって幅広い人間性,豊かな人生,社会への高い貢献を目指す。「統計学」では,各分野の具体的な問題を通して,現実のデータに潜在する標本誤差(ノイズ)の概念を理解し,データから必要な情報(シグナル)を抽出するための統計処理の基礎的方法を学び,この学問が様々な物事・事象についての多面的な理解や判断の根拠を提供することを理解する。

物理科学

「なぜ」という問いかけから出発し,様々な物理現象に潜む法則性を見いだすこと,すなわち,「なぜ」に対する解答を与える道筋について考察し,理解を深める。

化学の基礎

物質とその変化や化学的現象に関する基礎的事項を学習し,化学の基礎知識と化学的なものの見方や考え方を習得する。

生物の科学

生物の基本単位は細胞である。この細胞の営みを担っている核酸やタンパク質などの基本分子の構造と働きを理解する。細胞とこれらが統合された形である組織や個体は,遺伝子発現に起因する生体分子の化学反応によりエネルギーを獲得し,運動および情報の伝達などを行い,生長し分化することを理解する。また,生物は自身を取り巻く環境の中で生活しており,複数の個体や異なる生物種が互いに密接に関わりながら生態系を形成していることも理解する。このような生物学の基礎を理解することに加え,生命科学の今日的課題,例えば遺伝子工学的手法を用いた病気の原因解明や治療法の開発などについて理解する。

地球と宇宙の科学

われわれ人類が住む地球と宇宙について理解を深めるとともに,科学的なものの見方を習得する。地球と宇宙について学び,日常とは違った時間や空間のスケールについての理解を深め,広い立場で物を見る習慣をつける。具体的な学問領域としては,天文学,惑星科学,大気物理学,海洋科学,地震学,地質学,鉱物学,自然地理学,地球環境学などである。

留学生用科目

外国人留学生等が学部レベルの科目履修に必要な日本語能力を高めるとともに,現代日本社会についての幅広い知識が得られるようにする。

日本語I〜IV

既有の日本語能力を土台にして,学部での履修に必要な,より高度な日本語能力を身につける。

日本事情

専門的な立場から紹介された日本社会の様々な側面について学ぶことにより,現代日本事情についての理解を深める。