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独立行政法人環境再生保全機構 環境研究総合推進費 川や湖に流れ込んだ医薬品は魚にどんな影響をあたえるのか 本セミナーは、『長崎大学海洋未来イノベーション機構(OMST) 【主催】 【共催】国立大学法人長崎大学海洋未来イノベーション機構(OMST) 【日時】 【会場】TKP九段下神保町ビジネスセンターカンファレンスルーム2A 【募集人数】50名 【募集方法】インターネットによる事前申し込み制 |
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【申し込みURL】 【申し込み〆切】2020年3月6日(金) 6月12日(金) 【参加費】無料 【問い合せ先】 |
環境医薬品とは、人が使用した医薬品が下水処理施設を経由して河川や湖沼などの水域をはじめとする環境中に流入・放出されたものを指します。
医薬品の使用量は、社会の高齢化とストレスの増大に伴い増加すると予測されることから、環境医薬品は新たな環境問題として注目されています。 医薬品の多くは神経系に作用するものが多く、魚類をはじめとする水生生物の行動や生理現象に何らかの影響を及ぼすのではないかと疑われています。しかし、環境中に存在する医薬品が野生生物に取り込まれた後、どのようなメカニズムで影響を発現するのか、水環境中の医薬品濃度はどの程度なのか、どのような場所に多いのか、本当に水生生物の行動や生理現象に影響するのか、などはほとんど明らかにされていません。
高齢化社会に向かい、また、ストレス社会は今後も続くことを考えると、医薬品を活用することは必要不可欠ですが、その一方で、我々が健全な生活を今後も営み続けるためには、健全な環境を守ることも必要です。医薬品の適切な開発や使用、処理を進めるためにも、これらの影響と汚染実態を明らかにする必要があると考えています。
このような背景のもと、長崎大学・京都大学・東京理科大学では、独立行政法人環境再生保全機構「環境研究総合推進費 環境医薬品の魚類次世代生産への影響解析(5-1952)」に取り組んでいます。皆様にこの問題の重要性をご理解いただきたく、背景、現在までに分かっている医薬品の環境濃度、生物影響、更には今後の研究方針をご紹介するセミナーを開催することといたしました。