Event

ここから本文です。

2021年11月27日(土曜)

シンポジウム「引揚げと帰国:引揚第一歩の地『長崎』で考える」を開催

「引揚げ」とは、第二次世界大戦後、日本軍の占領地などで生活していた人が日本本土に帰ったことを指します。長崎県は、多くの引揚げ者の方々にとって引揚げ第一歩の地であるにもかかわらず、その歴史についてはあまり注目されてきませんでした。戦後75年を過ぎた今だからこそ、国内外から研究者を招聘し、引揚げにとって重要な意義を持つこの長崎という地で、「引揚げ」と「帰国」の歴史を明らかにしつつ、今日のアジアと日本におけるこれらの本国帰還者の意義に関する再考を試みる。これが本シンポジウムの目的です。

【場 所】長崎大学総合教育研究棟2階 多目的ホール及びオンライン(ZOOM配信)
【時 間】11月27日(土)09:00〜12:00
【言 語】日本語
【司 会】玄武岩(ヒヨン ムアン)(北海道大学)  
【申込はこちらから】 https://forms.gle/bUKsjnmRyS6eqgKN8 



プログラム

■基調講演 09:10〜10:10 
テッサモリス−スズキ(オーストラリア大学・名誉教授)
・移動、強制移住、そして“引き揚げ”−サハリン及びクリル諸島先住民の移動史

■休 憩 10:10~10:20

■研究報告
10:20〜10:40
パイチャゼ スヴェトラナ(北海道大学)
・1950年代の引き揚げから1960年代の帰国へ −日ソの交渉の中心に
10:40〜11:00 
藤野陽平(北海道大学)
・終戦後満州から台湾へ移動した日本人女性の道のり
11:00〜11:20
南誠(長崎大学)
・日本社会と引揚者の関係に関する一考察:中国からの帰還

■休 憩 11:20〜11:30


■討 論 11:30〜12:00  
コメンテーター:上水流久彦(県立広島大学)、王維(長崎大学)


【本リリースに関するお問い合わせ先】
国立大学法人長崎大学 
多文化社会学部 
准教授 南 誠
Email: lsk-minami*nagasaki-u.ac.jp
    (*を@に変換して下さい)