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<東日本大震災・支援活動>

センター長挨拶

福島未来創造支援研究センター長 赤石孝次 福島第一原子力発電所(福島第一原発)事故から8年半が経過しました。 今年4月には福島第一原発が立地する大熊町の一部が避難解除されるなど、福島の復興は着実に進んでいますが、長崎に住んでいると、「8年も」前に起こった原発事故について、考える機会も少なくなってきたのが現状です。しかしその一方、事故から「8年も」経過したにもかかわらず、いまだに4万人を超える方が故郷に帰ることができず避難を継続している現実があります。

 長崎大学は2011年の第一原発事故直後から福島県の復興支援にあたってきました。当初は緊急被ばく医療体制の構築支援、クライシスコミュニケーション活動、福島県民健康調査への協力といった医療分野の支援が中心でしたが、その後は特に川内村や富岡町といった事故の影響を受けた浜通りの自治体への包括的復興支援が主な活動となっています。特に川内村においては、放射線リスクコミュニケーションに加えて、復興子ども教室のような教育支援や口腔嚥下支援事業のような高齢者支援といった様々な分野での支援活動を展開しています。さらには本学の学生が川内村や富岡町に足を運んで実習を行ったりイベントに参加するなど、本学が両自治体に設置している「復興推進拠点」は、「知の交流拠点」の機能を併せ持つようになってきています。

 今後被災した福島県の浜通りでは、「イノベーション・コースト構想」の下、新しい産業の創出と同時に復興を学ぶ(復興知)場の提供が重要となってきます。本学は最近「大学等の「復興知」を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業」の重点枠に選定され、本構想の中心的役割の一翼を担うことになりました。長崎がこれまで長年培ってきた知見を活かし、福島の浜通りを世界に関たる「知の交流拠点」とすべく、本学はこれからも尽力していきたいと考えています。

長崎大学理事(社会連携・学生担当)
  福島未来創造支援研究センター長
 赤石 孝次