大学案内Guidance
2003年06月14日
長崎は日本の鎖国時代以前よりアジアやヨーロッパなど外国文化の受入れと日本文化の発信地として、また鎖国以後は唯一の海外との交流拠点として栄え、全国から若人が長崎に参集しました。
長崎は学問を志す人々の憧れの地でありました。このような歴史背景の下に異国情緒あふれる長崎の町が創りあげられております。
長崎大学の歴史はオランダ海軍軍医ポンペが長崎に医学伝習所を開設した1857年11月12日に遡ります。1945年8月9日原爆被災により壊滅に瀕しましたが、不死鳥のごとくよみがえり、いまや、8学部(教育学、経済学、医学、歯学、薬学、工学、環境科学、水産学),附属病院,図書館,熱帯医学研究所などが設置され、アジアをはじめ多くの国々からの留学生を含め総勢9000名を超える学生が学ぶ一大総合大学に成長しました。
学問領域も生命科学から環境科学までの広い分野にわたっています。本年度は総額3億円に達する高度先端医療開発経費「プリオン病の病態進展阻止のための介入研究」の交付が決定し、また文部科学省21世紀COE プログラムとして本学の研究教育組織「放射線医療科学国際コンソーシアム」が指定されるなど、長崎大学の研究水準はきわめて高度です。
長崎大学の使命は教育と研究を通して、有為の人材を育て、人類と地球の調和的発展に貢献することです。
長崎大学が世界、アジア、日本にとって無くてはならない大学として、皆様にお役たつことを願っています。