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学長室

学長賞授与式 挨拶

2019年03月20日

皆さん,学長賞の受賞おめでとうございます。

従来は,学生だけを表彰していましたが,今年度より附属学校の生徒や教職員に対象を広げ,学術研究,芸術・スポーツ,社会貢献の各分野で長崎大学の名を世に広めていただいた皆さんに,学長賞を授与することに改めました。皆さんの活躍を大変誇らしく思っております。

さきほど,皆さんに表彰状をお渡ししながら附属学校の生徒さんがこれだけ全国大会に出場し,高く評価されていることに,大いなる感激を覚えました。また,この春に卒業・修了される多くの皆さんには,今日の学長賞に満足することなく,さらに高みを目指して頑張って欲しいと思います。もちろん,本学でさらに頑張り続ける皆さんも,「高きより高きへ」を目指して努力をしてください。

全国レベルの評価を得られたことも,まだまだ小さな世界でのことです。これから,どんどん大きな世界に出ていくと,困難なこと,不条理なことの連続でしょう。しかし,小さなことの積み重ねが皆さん自身を大きくしていきます。

私のキャリアの中でも様々な思いがけないことがありましたが,どんな試練にも挑戦し続け,現在,学長という立場に立ち,長崎大学をさらに発展させていこうとしています。そのための努力は惜しまず,私自身汗をかいていく所存です。

現状に満足したとき,或いは,物事を諦めたとき,人間の成長は止まってしまいます。皆さんには,常に考え,行動し続けてほしいと思います。さらに,自分のことだけではなく,周りのこともよく考える人間であってほしいと思います。

 

ところで,SDGsという言葉を知っていますか。Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で, 2030年までに達成すべき17のゴール(目標)と,169のターゲット(具体目標)を,先進国と途上国が一丸となって達成しようと,2015年に国連で採択された国際社会共通の目標です。

長崎大学で学んだ皆さんには,個人の利益と社会課題の解決は一致させるという信念で,今後とも活躍してほしいと思います。

少し説教臭くなりましたが,優秀な長崎大学生,教職員の中でもさらに優秀な皆さんが,その能力を存分に発揮していかれることを信じ,応援し続けます。

副賞の盾を捨てず,苦しいときは,これを獲得したことを思い出して奮起してください。

 

長崎大学長
河野 茂

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