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学長室

タイ王国保健省医科学局との 調印式における 学長挨拶

2006年03月25日

本日ここに,パイチット ワラチット タイ王国保健省医科学局長,パトム サワンパンヤラート タイ王国国立衛生研究所長,パニータ パチーバニッチ ランパーン病院内科部長をお迎えして学術交流協定が締結できましたことは,私の非常な喜びであります。長崎大学を代表して,関係各位に対し心よりお礼申し上げます。

振り返ってみますと,本学とタイ王国保健省との交流は,1985年に開始された「タイ王国保健省国立衛生研究所プロジェクト」に長崎大学の五十嵐教授,森田教授がデング熱研究で参画したときから始まり,その後も継続的な研究者の交流を行って参りました。最近ではタイ王国保健省と共に長年にわたりHIV・エイズ及び結核に関して,タイの人たちとともにコホート研究を実施してきた有吉教授,野内教授が本学教授として新たに加わりました。さらに,本年4月1日より,タイ王国国立衛生研究所のパトム所長が,長崎大学熱帯医学研究所熱帯感染症研究センター客員教授としてご就任されるなど,お互いに確固たる信頼を築いております。

また,本学では,熱帯医学に関するより実践的な研究者を育成するために,2006年度より大学院医歯薬学総合研究科に熱帯医学修士課程を開設しますが,その実習カリキュラムの一環として,タイ王国保健省国立衛生研究所との協力関係の強化を望んでいたところでございます。

今回の交流協定締結は,我々の交流をより活発化させ,両国の感染症研究の一層の発展に繋がるものと確信しております。

長崎大学長   齋 藤   寛

(H18.03.25 事務局第3会議室)


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