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長崎大学職員の不祥事に係る緊急学長メッセージ

2006年02月13日

本日2月13日、本学大学院医歯薬学総合研究科教員が本学学生に対する強制わいせつ致傷の容疑で長崎県警に逮捕されるという事態が発生しました。被害に遭われた学生、ご両親さらに関係の方々に心から陳謝の意を表しますとともに、被害に遭われた学生に対しては全学をあげて万全の体制で今後の支援を行うことを約束いたします。

残念なことに本学では昨年11月にもセクシャルハラストメント行為によって教員を懲戒処分にしたところであります。このようなことが次世代の人材を育てる使命を持った長崎大学で立て続けに引き起こされたことは誠に遺憾なことであります。

このような事件は本学の教職員のなかにその本分を心得ていないものがいたことによって引き起こされました。すなわち、大学の教職員は学生とのふれあいのなかで、不断の精進を行い、自己を高め、その成果を学生に還元する、学生は教職員のそのような姿に啓発を受けて、はじめて自律性を獲得できる、ことです。まさに、学生こそは教職員の師なのです。

教職員各位におかれましては、このような事態が引き続き発生した状況を十分にお考え下さい。長崎大学は、今、まさに浮沈の瀬戸際にあります。長崎大学が社会から付託されている使命を真摯に受け止め、全学をあげてそれを遂行することにご尽力されるよう切にお願いいたします。


平成18年2月13日


長崎大学長
齋 藤   寛