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工学研究科 電気・情報科学部門 薗田光太郎 助教の共著論文が、電子情報通信学会マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント研究会 優秀研究賞を受賞

工学研究科 電気・情報科学部門 薗田光太郎助教の共著論文「高臨場感ヘッドホン再生のための制約条件・重み付き最小二乗法によるサラウンド信号合成」に対して、一般社団法人 電子情報通信学会 マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント専門委員会(EMM研究会)より優秀研究賞を授与されました。

本表彰は、当研究会の各年度における全ての研究発表から優れた研究と認められた1件の論文の著者に贈られるものです。

受賞した論文では、ダウンミキシングにより生成されるバイノーラル信号において臨場感が損なわれないような、高臨場感マルチチャネルサラウンド信号の再合成手法について検討を行いました。

2チャネルのバイノーラル信号からマルチチャネルサラウンド信号の生成は、アップミキシングとなるため、劣決定系問題であるが、頭部伝達関数を用いて生成したバイノーラル信号を目的信号とする拘束条件を与え、本来のマルチチャネルサラウンド信号との差が聴感上少なくなるような重み付き最小二乗誤差規範を用いて、マルチチャネルサラウンド信号の各チャネル信号を再合成する手法を提案しました。

本手法により合成されるマルチチャネル信号は、収録した元々のマルチチャネル信号とサラウンドスピーカ再生における聴感上の差が少なく、それをステレオ信号にダウンミキシングしてヘッドホン聴取した場合でも高臨場感な音環境が生成されます。

授与式は平成26年5月15日に行われました。



工学研究科 電気・情報科学部門 薗田光太郎 助教

工学研究科 電気・情報科学部門
薗田光太郎 助教

賞状

共著論文表彰状