HOME > NEWS > 詳細

News

ここから本文です。

平成26年度動物慰霊祭を挙行

9月18日,先導生命科学研究支援センター動物実験施設横の動物慰霊碑前において,毎年実施している動物慰霊祭を,施設利用者及び関係者約130名参列のもと執り行いました。

参列者全員により黙祷が行われた後,調漸先導生命科学研究支援センター長から,「近年生命科学は目覚ましい発展を遂げていますが,その成果の多くは動物実験に依存したものであり,実験動物たちの犠牲のうえに人類の生存と繁栄があることを忘れることはできません。また,私たち動物実験に携わる者は,生存中の動物に対する道義的・倫理的な扱いに可能な限り配慮しなければなりません。」と慰霊の辞が述べられました。

引き続き,施設利用者を代表して熱帯医学研究所の浦田秀造助教から,「近年多数報告されている,未知の病原体による感染症の病態や治療法を検討するには,生きている動物の感染実験は避けて通れません。私たちはこれらの研究が尊い動物の命の犠牲のうえに成り立っていることを忘れず,その動物実験の必要性や,動物の数及び苦痛が必要最低限であるかを精査し,研究計画を立てなければなりません。また,尊い命の犠牲のうえに得られた研究成果を最大限,医療や福祉に役立たせていくことを誓います。」と慰霊の辞が述べられました。

その後,大沢一貴先導生命科学研究支援センター比較動物医学分野長から挨拶があり,最後に参列者全員による献花が行われました。

ISY20140919_1_1

浦田秀造助教による施設利用者代表の慰霊の辞


ISY20140919_2_1

参列者による献花