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ハイチ大地震に関する市民シンポジウムを開催しました。(国際連携研究戦略本部)

ハイチ大地震に関する市民シンポジウムを開催

小田哲也氏 山本教授
小田哲也氏 山本教授

2月27日,国際連携研究戦略本部では,ハイチ大地震に関する市民シンポジウムを開催しました。
このシンポジウムは,地震発生後の1月16日から約2週間,熱帯医学研究所の山本教授が,日本の国際緊急援助隊医療チームの一員として現地で活動したことを受けて,被災支援活動の状況を報告したうえ,市民に自ら何ができるのかを考えてもらい,支援の輪が広がればと企画したものです。
当日は,大学生を含む市民約80名が参加し,片峰学長の挨拶の後,医療チームに参加したNPO法人代表の小田哲也氏と山本教授が,「ハイチ いのち 生きる力」と題してそれぞれ講演しました。
両名は,劣悪な環境の中で明るく生きる子供たちの姿や,思うように進まない医療活動の状況などを報告した後,時間の経過とともにハイチへの関心が薄れていくことを懸念し,「いまだに水や食糧が不足していることを心に留めてほしい」,「自分に何ができるかを考えてほしい」と訴えました。
講演後の質疑応答は予定時間を超え,ハイチの復興支援に対する市民の方々の関心の高さがうかがえました。


(平成22年3月 国際連携研究戦略本部)