HOME > NEWS > 詳細

News

ここから本文です。

ロシア連邦オブニンスク医学放射線研究センター所長らが片峰学長を表敬訪問

近 年,社会の多様化に対する認識が高まるにつれ,何らかの障害のある人も障壁なく社会に参画できる機会が担保されるよう,様々な動きが見受けられます。そこ で長崎大学では,障害のある学生が,より平等かつ公平な教育を受ける機会を実現すべく,平成25年8月1日付で『障がい学生支援室』を設置しました。
ま た、平成24年12月に「障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ)」がまとめられ,高等教育段階における障害のある学生への修学支 援について提言されています。平成25年6月には「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が公布され,障害を理由とする差別の解消の推進が求め られています。
今後,長崎大学は障害のある学生に対してより積極的に支援するために学内体制を整備し,学生のみならず支援に携わる教職員への支援も行いつつ,障害のある学生も心地よく勉学できるコミュニティの構築を目指して参ります。
並行して,外部団体や組織との連携を図りつつ,修学のみならず,入学や就職活動においても配慮並びに支援を充実していく所存です。
ついては,高等教育段階における障害のある学生への修学支援について,我が国の現状や動向及び米国での状況を理解し,今後の長崎大学における修学支援を充実させることを目的として別紙のとおり記念講演会を開催しますので,多数ご参加くださいますようご案内いたします。
4月1日、ロシア連邦オブニンスク医学放射線研究センターからVsevolod Galkin所長及びSergey Ivanov副所長が片峰茂学長を表敬訪問されました。同センターは、東西冷戦時代の1950年代に設立され、チェルノブイリ原発事故以後は、放射線影響研究において中心的な役割を担ってきたソビエト連邦オブニンスク医学放射線研究所をルーツとし、2014年新たに改組再編されたものです。また、同センターのロシア語名称は、前所長の故Anatoly Tsyb博士の名前を記念していますが、同博士は長崎・ヒバクシャ医療国際協力会(NASHIM)の第7回永井隆平和記念・長崎賞の受賞者でもあります。現在、同センターは、他のロシア国内の2つの研究所とともに医学研究と放射線学に関するナショナル・センターを構成しています。
長崎大学と旧オブニンスク医学放射線研究所とは、1986年の原発事故後の健康被害への対応協力が1991年5月から開始され、2002年に学術交流協定を締結しています。今回のGalkin所長らの来学は、原爆後障害医療研究所及び医歯薬学総合研究科との新たな共同研究と人的交流に関する協議と共に、片峰学長と山下俊一理事に対し、長年の協力関係を記念しTimofeeff-Ressovskyメダルを授与するためです。Timofeeff-Ressovsky博士(1900–1981)は、放射線遺伝学を研究し、放射線のヒット理論を打ち立てた研究者であり、同メダルは、旧オブニンスク医学放射線研究所時代を含めて最も権威のあるものです。懇談において、片峰学長及びGalkin所長らは、従来の協力関係に加えて放射線規制と管理、安全教育や訓練面においても関係を強化していくことについて合意されました。


ロシア連邦オブニンスク医学放射線研究センターホームページ



懇談するGalkin所長と片峰学長ら

懇談するGalkin所長と片峰学長ら

Timofeeff-Ressovskyメダルを受け取る片峰学長

Timofeeff-Ressovskyメダルを受け取る片峰学長

メダル

メダル

表彰状

表彰状

関係者全員の記念撮影

関係者全員の記念撮影