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医歯薬学総合研究科の吉田志緒美さんが島尾忠男記念研究奨励賞を受賞

   医歯薬学総合研究科博士課程 新興感染症病態制御学系専攻 熱帯感染症学講座 国際保健学分野の社会人大学院生 吉田志緒美さん(国立病院機構近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター勤務)が、島尾忠男記念研究奨励賞(結核・非定型抗酸菌症治療研究会奨励賞)を受賞しました。

   同賞は、結核及び非結核性抗酸菌症領域研究の発展を奨励することを目的として、結核・非結核性抗酸菌症の治療に寄与する優れた研究であると認められた業績を有し、且つ海外で開催される国際学会において同症領域の研究演題を筆頭演者として発表する研究者に対して結核・非定型抗酸菌症治療研究会から授与されるものです。

   受賞対象となった「Evaluation of Mycobacterium kansasii as zoonosis pathogen by "One Health infectious animal model" 」の研究は、遺伝子解析と病原性の評価から人獣共通感染症としてのMycobacterium kansasiiの可能性を検討しており、M. kansaiiの病原性に関する基礎的知見を与えるのみならず非結核性抗酸菌症の感染対策の上での最重要課題である、環境及び動物からの感染様式の探究に一考を与える独創性の高いものとして評価されました。また、本研究は、2015年10月15から19日にミャンマーで開催された第8回Asian Society of Conservation Medicineで発表を行いました。

    受賞式は、平成27年12月6日に笹川記念会館(東京都)で開催された第46回結核・非定型抗酸菌症治療研究会にて行われました。

   賞状

賞状