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原爆後障害医療研究所の教員がアラブ首長国連邦(UAE)での被ばく医療セミナーに講師として参加

   原爆後障害医療研究所の松田尚樹教授、高村昇教授、鈴木啓司准教授、それに川内村復興推進拠点の折田真紀子助教が、平成27年12月21日(月)から12月23日(水)の三日間にわたり、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国において、同国の国営石油会社であるアブダビ国営石油会社(Abu  Dhabi  National  Oil  Company 略称:ADNOC)の医療機関であるADNOCルワイス病院医療関係者45名を対象に、被ばく医療についてのワークショップの講師として参加しました。アブダビ首長国では2017年の稼動をめざして初の原子力発電所が建設中であり、ADNOCルワイス病院は原発で事故があった場合の受け入れ指定病院として除染施設の建設など準備を進めています。

   今回のワークショップは、長崎大学に加えて福島県立医科大学、産業医科大学の教員が講師陣として参加し、基礎放射線生物学や放射線防護学、緊急放射線被ばく医療学や放射線リスクコミュニケーション学といった広範囲にわたる講義を行いました。また、今回のセミナーを主催した日本エマージェンシーアシスタンス株式会社(EAJ)からは救急救命士が参加し、被ばく患者のレスキュー法や防護服・放射性物質を計測するサーベイメータの取り扱いなどについての実習も行われました。

   今後も長崎大学は、原爆後障害医療研究所を中心にUAEの医療機関、それにUAE大学をはじめとする研究機関との連携を継続していく予定です。

ルワイス病院医療関係者との懇談
ルワイス病院医療関係者との懇談
ワークショップの様子
ワークショップの様子
記念写真の様子
記念写真の様子