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熱帯医学・グローバルヘルス研究科SDGs研究センター創設記念シンポジウムを開催

平成30年5月11日(金),サテライトキャンパスがある国際医療研究センター(NCGM)において,熱帯医学・グローバルヘルス研究科SDGs研究センターの創設を記念して,「長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科SDGs研究センター創設記念シンポジウム」を開催しました。
(後援:外務省,文部科学省,国立国際医療研究センター,みんなのSDGs)

熱帯医学・グローバルヘルス研究科SDGs研究センターは,2015年9月の国連サミットで採択された2016年から2030年までの国際目標である,SDGs (持続可能な開発目標)の達成に資するべく,教育・研究・政策提言・啓発活動・広報活動を行うことにより,本学の教育研究の進展に資することを目的として,平成30年4月1日に設置されました。本研究科のグローバルヘルス分野における強みを活かし,17のゴールのうち,特に3番目の「すべての人に健康と福祉を」に中心に活動を展開していきます。

本シンポジウムは,実践的な話題を提供しつつ,国や地域の対比とともに状況に応じたSDGs課題の解決の糸口を講座参加者とともに見つけ出すことを目指し,保健医療分野を中心としたSDGsの活動を広く社会に紹介する「よくわかるSDGs講座シリーズ」(平成30年度は10回の開催を予定)の第2回目の開催を兼ねて開催し,首都圏を中心に,国会議員,国際機関及びグローバル企業をはじめ,学生や一般市民など,SDGsに関心のある130名を超える参加がありました。

明石秀親NCGM国際医療協力局連携協力部長をシンポジウムのモデレーターに,冒頭,開会挨拶は,前学長の片峰茂学長特別顧問により行われ,センター創設の意義について説明があり,続いて,自民党SDGs外交議連会長を務める上川陽子法務大臣より,祝辞が述べられました。

次に,各界より,SDGsに関する取り組みについて,多様な視点から以下の事例紹介が行われ,その後,コメンテーターとして招いた,秋野公造参議院議員及び鈴木秀生外務省地球規模課題審議官より,各々の立場から事例紹介を踏まえた意見が述べられました。また,質疑応答では,参加した国会議員や研究者,学校及び中小企業関係者らが熱心に質問するなど,関心の高さが伺われました。

[各界の取り組み紹介]
・「SDGsの世界的な流れ」
長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科教授 池上清子
・「SDGsと企業」
?伊藤園 顧問                笹谷秀光
・「障がい者・高齢者の防災に向けての地域づくり」
大分県別府市危機管理課職員          村野淳子
・「アカデミアの取り組み」
長崎大学熱帯医学研究所所長          平山謙二

最後に,主催者を代表して,本学の河野茂学長と,センター長の北潔熱帯医学・グローバルヘルス研究科長より,謝意が述べられ,シンポジウムは成功裏に終了しました。

シンポジウム開催を通じて,SDGsへの関心の高さと,センター創設への注目の高さを知る重要な機会となり,今後のセンターの活動がSDGsの達成に大いに寄与することが期待されます。

開会の挨拶を行う片峰学長特別顧問

開会の挨拶を行う片峰学長特別顧問

祝辞を述べられる上川法務大臣

祝辞を述べられる上川法務大臣

取り組み紹介の様子 意見を述べられる秋野公造参議院議員

取り組み紹介の様子

意見を述べられる秋野公造参議院議員

意見を述べられる鈴木外務省地球規模課題審議官 主催者を代表し謝意を述べる河野学長

意見を述べられる鈴木外務省地球規模課題審議官

主催者を代表し謝意を述べる河野学長

閉会の挨拶を行う北熱帯医学・グローバルヘルス研究科長・SDGs研究センター長  

閉会の挨拶を行う北熱帯医学・グローバルヘルス研究科長・SDGs研究センター長