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平成30年度動物慰霊祭を挙行

   9月20日,医学部ポンペ会館1階セミナー室において,動物慰霊祭を,施設利用者及び関係者約100名参列のもと執り行いました。

   参列者全員により黙祷が行われた後,小守壽文先導生命科学研究支援センター長から,
「近年,生命科学は目覚ましい発展を遂げていますが,その成果の多くは動物実験に依存したものであり,実験動物たちの犠牲のうえに人類の生存と繁栄があることを忘れることはできません。
   また,研究のために犠牲となった幾多の実験動物に対しまして深甚なる感謝の意を表わすと共に,我々の健康や福祉が実験動物たちの尊い生命のうえに成り立っていることを再認し,研究に従事していくことを誓います。」と慰霊の辞が述べられました。

   引き続き,施設利用者を代表して熱帯医学研究所の中村梨沙助教から,「最近では,再生医療も身近な話題となり,国内初のiPS細胞を用いたパーキンソン病治療の治験が先月から開始されました。これは,試験管内の実験からマウス,ラット,カニクイザルと段階を踏んで得られた動物実験研究の成果が実を結び,難病で苦しむ方々の光となっています。生命現象に関わる研究・教育のために命を捧げ,犠牲となられた多くの実験動物の御霊に対し,謹んで感謝と敬意の念を表し,今後も研究・教育に従事していくことを誓います。」と慰霊の辞が述べられました。

   その後,大沢一貴先導生命科学研究支援センター比較動物医学分野長から挨拶があり,最後に参列者全員による献花が行われました。

小守センター長による慰霊の辞
小守センター長による慰霊の辞
中村助教による施設利用者代表の慰霊の辞
中村助教による施設利用者代表の慰霊の辞
大沢分野長による挨拶
大沢分野長による挨拶