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一般社団法人 日本応用地質学会 論文賞を受賞

本学大学院工学研究科博士後期課程生産システム工学専攻を修了し、現在?フジタ技術センターに勤務している石田純平さんが、本学教員の蒋宇静教授ならびに杉本知史准教授との連名で学会誌「応用地質」へ投稿した研究論文「斜面安定解析への二相流解析適用に関する基礎的研究」に対し、この度、一般社団法人 日本応用地質学会より「論文賞」が6月19日に授与されました。

日本応用地質学会では、学会誌「応用地質」に発表された論文の中で、学術・技術進歩発展に顕著な貢献をしたと認められるものに論文賞が贈呈されます。論文賞の審査は、過去2年度の論文を対象とし、論文賞選考委員会において審査し、2編を超えない論文賞候補(年度1件以内)を選定し、理事会の承認を経て決定されます。

今回の受賞論文は、石田純平さんが本学大学院博士後期課程に在学中の研究成果を取り纏めた内容であり、主に集中豪雨による斜面地盤の土砂災害の発生メカニズムを解明することを目的としています。地盤内の間隙に存在する水・空気の流動特性を表現する気液二相流解析により、降雨の浸透や地下水流を伴う不飽和斜面地盤の力学的安定性評価を実現したため、応用地質学の発展に大きく貢献していることが高く評価されました。

日本応用地質学会論文賞を受賞した石田純平さん