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水産・環境科学総合研究科の重富准教授が第12回日本LCA学会奨励賞を受賞

令和3年3月3日から5日に行われた第12回日本LCA学会研究発表会 (オンライン) において、水産・環境科学総合研究科の重富陽介准教授が「消費者の多様性に着目した産業連関LCA手法の開発」による業績により、日本LCA学会奨励賞を受賞しました。同賞は、LCA (ライフサイクルアセスメント) を中心とするライフサイクル的思考において独創的な研究による論文、著書等を発表し、将来の活躍が期待できる満40歳未満の者を表彰するものです。

本受賞においては、産業連関表を用いた多様な消費活動の環境影響分析に関する学術的業績に優れ、特に日本の少子高齢化やその対策となる出生率増加を背景とした人口動態の変化に着目して家計消費が形成する環境フットプリントに対する単身世帯や高齢者世帯の寄与を明示したことや、社会的課題を起点にSDGsの視点からライフサイクル思考の発展に邁進していることが評価されました。さらに、今後は多くの先進国が今後経験するであろう社会的課題と環境政策との一体的議論を先導する上で重要な貢献を果たしつつ、SDGsの視点から消費活動がもたらす環境・社会影響を明らかにする研究など、さらなる発展が期待されることも、受賞理由とされました。

重富ゼミHP: https://sites.google.com/site/enesyslabshig2/home

教員HP:https://researchmap.jp/input_output_828

重富 准教授(水産・環境科学総合研究科)