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長崎如己の会から本学医学部へ永井隆著「長崎の鐘」英訳版が贈呈されました

令和4年3月15日(火)、NPO法人 長崎如己の会 朝長万左男 理事長から本学医学部 前村浩二医学部長に永井隆著「長崎の鐘」英訳版200部が贈呈されました。
長崎医科大学(旧制)は1945年8月9日の原爆による被害を受け壊滅状態となりました。当時、物理的療法科(現在の放射線科)の助教授であった永井隆は、重傷の体で被災者の救護活動を行いました。その後、闘病生活を送りながら、医師の目で見た原爆の被害や人体への影響を後世に残すべく「長崎の鐘」を執筆、ベストセラーとなります。
1984年にはイエズス会のウィリアム・ジョンストン神父による英訳が出版されましたが、現在は絶版となり入手困難な状況であることから、長崎如己の会では永井隆没後70年を記念して再版を決定、長崎医学同窓会や長崎如己の会の会員からの寄付のもと、今年2月に刊行されました。
和英併記の形式で、日本人も外国の方も読みやすいように配慮されており、この4月に永井隆ゆかりの本学医学部へ入学する新入生向けに、原爆の惨禍を学んでもらうとともに、英語学習にも役立てていただきたいとの思いから、この度の贈呈となったものです。朝長理事長によれば、今後は広く海外にも配布する予定とのことです。