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新入生オリエンテーションで公演した「演劇部いろは団」にインタビュー

新入生オリエンテーション(安全・生活指導)の様子

 2022年4月7日(木)、長崎大学のサークル、「演劇部いろは団」が新入生オリエンテーション(安全・生活指導)において、「大学生活のいろは」を公演しました。対象は、全学部の新入生で、約30分間の作品を計5回演じました。

 新入生オリエンテーションでの公演は昨年から2年連続。劇中では、新入生を狙った勧誘や自転車事故など新生活で陥りやすい失敗を主に演じることで、新入生に注意喚起します。

 また今年度は、成年年齢が20歳から18歳に変わる節目の年となったことから、親の同意がなくてもクレジットカードが契約できることや、お酒の年齢制限が20歳から18歳に変化していないことなど、新たな要素も加えました。

そんな「演劇部いろは団」。
いったいどんなサークルなのか⁉
今回、インタビュー取材を行いました。

「演劇部いろは団」の皆さん

 「演劇部いろは団」の名前の由来や結成の経緯を教えてください。  
 1977年(昭和52年)、約45年前に設立されたサークルです。設立の経緯や名前などを先輩に伺ったのですが、わかりませんでした。また、その先輩の先輩にも伺っていただいたのですが、わかりませんでした。
 もし、ご存じの先輩方がいらっしゃいましたら、教えていただきたいです!

  サークルの構成員を教えてください。  
 いろは団の構成員は、長崎大学の学生だけではありません。長崎県立大学の部員が2名おり、長崎大学では、工学部、水産学部、情報データ科学部、教育学部、環境科学部の部員7名と、今月入部のあった新入生等5名の計14名のサークルです。
過去には、長崎純心大学の学生や、留学生も入っていたこともあります。

  どんな演劇のジャンルを行っていますか。  
 シリアス、コメディ、感動系など様々です。自分がやりたい演劇の台本などを持ち寄って、みんなで決めていきます。台本は専用のウェブサイトから見つけてきたり、実際の劇団から台本をお借りしたり、自分で作ることもあります。

  普段は、どんな活動を行っていますか。  
 活動は、週3回で、演劇の基礎練習や年に3回行う公演の稽古を行います。
 場所は、中部講堂や学生プラザです。

--- インタビューで練習について聞いていたところ、聞き慣れない練習がいくつかありましたので、実際に見せていただきました。---

まずは「緊張弛緩」。
演劇中には、体をピタッと止めなくてはいけないシーンがあり、筋肉を1つずつ自由に使えるようにするための練習です。1,2,3,4の手拍子に合わせて、筋肉を緊張させたり、力を抜いたります。


途中には、仰向けになり、全身の力を抜いた状態を作ります。その状態で部員が手や足などに少しでも力が入っていないか確認します。全身すべての力を抜くには、相当練習が必要だそうです。



次は「ポーズ練習」。
演劇は、台本から様々な配役を自分でイメージして演技をします。それらに対応できるようお題が出され、頭の中でストーリーを考え、即興でポーズをとっていきます。



こちらは、「4コマポーズ練習」。
お題から起承転結のストーリーを考え、4回ポーズをとります。
この時のお題は、「ピコピコハンマーが壊れてしまった」でした。



最後に見せていただいたのが「モデル・粘土・アーティスト」です。
「モデル役」が行ったポーズを「アーティスト役」が「粘土役」に触れることなく、同じポーズに近づけていきます。「粘土役」は、「モデル役」がどんなポーズをとっているかわかりません。
「アーティスト役」にとっては、意思を「粘土役」に伝えること、「粘土役」にとっては、「アーティスト役」の意思をくみ取る練習になるそうです。



  最後に新入生に向けて一言お願いします。  
 私たちの演劇を見ていただき、ありがとうございます。劇中であったいくつもの失敗談は、先輩方の実体験が含まれています。
 ほとんどの方が人生一度きりの、大学生活です。安易なサークル選びや甘い誘いに乗って劇中のような失敗がないよう、何事にもしっかり判断力を持って、後悔しない大学生活を送って欲しいと思います。
 「演劇部いろは団」は、初心者・経験者問わず、どんな人でも歓迎しています。少しでも気になったら、メールでもなんでも連絡をください、待っています。



演劇で使用した「大学生活のいろは」台本

  演劇部いろは団  
Twitter:https://twitter.com/NuenIroha
Instagram:https://www.instagram.com/irohatuan/