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  • 研究

江戸時代に長崎から世界中へ旅立った肥前陶磁器“IMARI”の歴史を学ぶ動画を公開 ~長崎の海岸に転がる陶磁器の欠片からひも解く世界とのつながり~



 長崎大学多文化社会学部では、海外協定校の学生に向け、日本・長崎の文化を体験できる短期留学プ
ログラムを実施しておりましたが、新型コロナウイルスの影響により、2020 年度から実施を見送って
きました。しかし、同プログラムに関心を寄せるアジア・欧米の学生からの問い合わせが非常に多いことから、日本や長崎の文化を紹介、解説した短編動画を昨年から制作し、web で公開しています。少しでも日本や長崎の文化に触れる機会を提供、長崎大学への留学意欲をより一層高めてもらうことを狙いとしています。このたび、その2作目となる短編動画を制作し、多文化社会学部 YouTube チャンネルで配信を開始しました。
 今回は、『“セラミックロード”世界に広がる肥前陶磁器の世界』と題して、長崎の海岸に転がる陶磁
器の欠片を皮切りに、鎖国時代、世界中に広まった肥前陶磁器の歴史を学ぶ動画となっております。

 なお、動画に登場する野上建紀教授[専門:歴史(中近世)考古学、水中考古学]は、西日本新聞の「歴史のかけらを探して~陶磁考古学入門」において、2022年5月から連載中です。(全20回予定)

 

    動画タイトル

【Archeology】Ceramic Road – Hizen Imari Ceramics World Wide –
(邦題:【考古学】セラミックロード:世界を巡った肥前陶磁器)

    動画URL

  https://youtu.be/paJ3ykiZl8U

《動画について》
・動画内でナビゲーター役を務める学生は、多文化社会学研究科(大学院)で考古学を専攻している
中国からの留学生です。同じく動画内で解説をしている野上建紀教授の研究室で学んでいます。
・想定される視聴者が海外の学生であるため、動画の主言語は英語としております。動画の途中、
英語のナレーションになる箇所では、YouTube の字幕機能を ON にすることで、日本語の字幕が表示
されます。
・この動画は、英語の学習教材としても使用することができます。

・動画の内容
・長崎の海岸に転がる古い陶磁器の欠片
・長崎大学について
・陶磁器の欠片は肥前で焼かれたもの!?
・肥前の歴史と「IMARI」
・様々な場所で発掘される陶磁器(サント・ドミンゴ教会跡資料館・出島)
・隣り合った長崎県の波佐見と佐賀県の有田
・登り窯の歴史
・陶磁器の二つのタイプ「陶器」と「磁器」
・陶磁器に関するミュージアム
・鎖国時でも世界市場のニーズを理解していた陶工たち
・長崎・出島から海の道を通じて世界に広がる肥前の陶磁器 - セラミックロード –
・現在の肥前陶磁器
・昨年 2021 年に制作した1作目の動画はコチラです。

 

  動画タイトル
【Cultural Anthropology】
 Nagasaki Chinese – Check it out! Localization and Recreation –
(邦題:【長崎における文化人類学】
 ナガサキ・チャイニーズ ― 再発見!文化の地域化と融合)

  動画URL

 https://youtu.be/zOr3iAJquqM

■本件に関するお問合せ先
長崎大学多文化社会学部(総務)
Tel: 095-819-2934
E-mail: hss_ryugaku*ml.nagasaki-u.ac.jp(*を@に変換して下さい)