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  • 受 賞

工学研究科 博士前期課程 川越勇介さんと大山望夢さんが、第59回 化学関連支部合同九州大会において優秀研究発表賞を受賞しました

工学研究科 物質科学部門 博士前期課程(2年)の川越勇介さんと博士前期課程(1年)大山望夢さん(ともに機能材料科化学研究室)が、第59回 化学関連支部合同九州大会(2022年7月2日、北九州)において、電気化学分野ポスターセッション優秀研究発表賞を受賞しました。

川越勇介さんは、「燃焼制御用ジルコニアセンサのCOに対する応答機構の解明」というタイトルで、Auを少量添加したPt系検知極およびPt対極を用いたジルコニアセンサを用いて、化石燃料の不完全燃焼で発生する一酸化炭素(CO)や水素(H2)に対する応答特性を評価しました。
検知極の膜厚が応答特性に影響することや電気化学的手法を用いてその仕組みを考察することで、ガス応答特性を向上させるために必要な因子を報告しました。

大山望夢さんは、「プロトン導電性高分子膜を用いた室温作動可能なCOガスセンサの開発」というタイトルで、室温で一酸化炭素(CO)を検知にするため、プロトン導電性高分子膜 (Nafion) に着目し、これと貴金属電極を組み合わせたセンサ素子を作製しました。センサ素子の電流-電圧特性を評価したところ、COが共存する場合に特定の電位で流れる電流値が大きくなることを見いだしました。今後は研究を進めて、電流検出方式のCOセンサの実現を目指しています。

お二人とも、研究・ポスターの内容に加えて、プレゼン技術が評価されての受賞となりました。今後ますますのご活躍が期待されます。


川越勇介さん

大山望夢さん