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海洋デジタルツイン構築講座が経済産業省共同講座創造支援事業に採択されました

  長崎県で地域情報化やコンテンツ開発等の事業を行っている株式会社コミュニティメディア社と海洋未来イノベーション機構の山本郁夫教授らにより提案された「海洋デジタルツイン※1構築講座」が経済産業省公募の高等教育機関における共同講座創造支援事業に採択されました。
(期間:2022年8月~2024年2月)

  本講座は近年注目を集めているメタバース※2技術の修得と開発をベースに、海をフィールドとした3DCG※3技術を活用したバーチャルリアリティー空間の作成と、デジタルツインによる可視化、制御に活用することができる人材の養成を目指します。具体的には、海洋調査、海洋エネルギー開発に資する海洋ロボット(図1)により、海洋のリアルデータを収得し(図2)、バーチャルなサイバー仮想空間と連動するデジタルツイン技術構築を行いながら、データ構築法、コンテンツ制作法、可視化実習等の技術を修得できる講座を開設する予定です。(図3)

  海洋環境や海洋エネルギーの研究成果を可視化し、デジタルツイン構築技術について興味を持っていただくことで、メタバース産業分野で活躍できる人材が生まれることが期待されます。

※1 デジタルツイン:リアルな物理空間の情報を集め、データを基にサイバー仮想空間でリアル空間を再現する技術
※2 メタバース:コンピュータネットワークの中に構築された3次元仮想空間を基にしたサービス全般
※3 3DCG:Three-Dimensional Computer Graphics(3次元コンピュータグラフィックス)の略

 

図1 海洋ロボットの例


図2 海中3Dオルソ画像データの例

図3 バーチャルリアリティー技術修得