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長崎大学生ボランティアが郡中学校で選挙と投票を学ぶ、模擬選挙を実施

  11月29日(火)、長崎大学やってみゅーでスク・Uサポ所属のボランティア学生が大村市の郡中学校で選挙と投票を学ぶ、模擬選挙の授業を実施しました。
  この企画は、中高生に対して主権者教育に関する授業を行うことを目的として、大村市選挙管理委員会と株式会社POTETO Mediaのご協力のもと、実施したものです。  
  大学生らは今回の授業を実施するうえで、計10回ほどの研修を受け、大村市から「票育CREW」の認定を受けました。「票育」とは、22歳以下の若者による新しい政治教育のことです。その「票育」を担うのが「票育CREW」です。

 

 

  授業では、まず自分たちが住む大村市がどんな街であるのか、人口推移や交通アクセスなど他地域との違いについて「票育CREW」から説明がありました。
  そして、この大村市によく似た架空の街「O(オー)村市」が設定され、生徒らはこの町の住民となり、O村市長辞職に伴う市長選挙に投票します。候補者は、票育CREWの大学生ら3名で共通の課題として「街の活性化」が掲げられました。

 

O村市長選挙の候補者3名

 

3名の候補者は、課題解決に向けたO村市のビジョンをそれぞれプレゼンし、生徒らの質問にも応答しました。

《各候補者のビジョン要約》
■町内会対抗の防災運動会を開催、防災意識を促進「日本で一番災害に強い街」
■市民アンバサダー化計画、自分の住む街を学習・再発見プログラムにより観光を促進「あるものを活かして魅力ある街」
■交通の不便を市民の情報網とシステム開発でスムーズな移動を促進「さらに生活が便利な街」

O村市のビジョンをプレゼンする候補者


  生徒らは、4~5名のグループを作り、候補者のプレゼンを聞いての印象、質疑応答を聞いたことによる印象の変化を意見交換し、模擬投票に移ります。
 模擬投票は、実際と同じように、投票入場券を受付に提示、投票用紙を受け取り、記載台で投票用紙に記入し、投票箱に入れます。
 生徒らは列を作り約30分かけて投票が行われ、当選結果では1位と2位が僅差で会場にどよめきが起こりました。

 

模擬選挙で使われた記載台
投票入場券を渡し、投票用紙を受け取る様子

 最後に票育CREWから「今回聞いた3人の立候補者のビジョンですが、それぞれが大村市のことを想って考えたものです。現実の立候補者も長崎県や日本のことを想って出馬しています。今後18歳になった時には、今回の模擬選挙で学んだことを思い出して、候補者の政策を聞いたり、自分でも将来どんな街にしていくべきか考えたりして、実際に投票権を使ってください」と話があり、生徒代表からは感謝の言葉が述べられました。

やってみゅーでスク・Uサポ
https://yattemyudesk.nagasaki-u.ac.jp/yattemyudesk/index.php