医歯薬学総合研究科の山田咲良さんが、日本バイオマテリアル学会2022年度九州ブロック研究発表会において優秀ポスター賞を受賞

　医歯薬学総合研究科（薬学系）生命薬科学専攻 博士前期課程２年の山田咲良さん（医薬品情報学分野）が、2022年12月9日に熊本大学薬学部 宮本記念館で行われた日本バイオマテリアル学会2022年度九州ブロック研究発表会において優秀ポスター賞を受賞しました。同賞は、本研究発表会における優秀なポスター発表者に対して授与されるものです。
　受賞対象となった山田さんの演題は「プリオン病治療を目的としたFK506封入脳内指向性ApoE模倣ペプチド修飾リポソームの開発」と題するもので、同研究科（医学系）の感染分子解析学分野との共同研究に関する発表になります。医薬品情報学分野では、これまでに独自構造を有するApoE模倣ペプチド修飾脂質を用いて薬物を内封可能なナノ粒子であるリポソームの効率的な脳内送達を実証してきました。このリポソームの脳内送達技術を、本研究では、感染分子解析学分野において、希少疾患であるプリオン病治療の候補薬として見出されたFK506に応用し、FK506封入脳内指向型リポソーム製剤の調製法の開発およびその機能性を評価いたしました。今回その重要性と今後の有用性が高く評価され本賞の受賞に至りました。

 

山田 咲良さん

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