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ニューメキシコ大学(アメリカ合衆国)と大学間学術交流協定を締結しました

 2023年2月14日、長崎大学とアメリカ合衆国のニューメキシコ大学(以下、「UNM」)は大学間学術交流協定を締結し、UNMにて調印式が執り行われました。

UNMのStokes学長らと長崎大学一行

 本学とUNMは、2020年6月に双方の薬学部間で部局間協定を締結しており、これまで教職員・学生の相互派遣や地域イベントの共催など、活発な交流を継続してきましたが、新たに他の学部にも交流を広げた大学間協定を締結することにより、今後はそれぞれの大学が持つ特色に溢れた地域性や教育・研究資源を相互活用して交流していくことが可能となります。
 また、UNMは本学の河野茂学長が1980~1982年の2年間留学していた大学であり、河野学長・UNMのGarnett S. Stokes学長が出席した調印式は、河野学長の昔話に花が咲き、とても和やかなムードで進みました。

Dr. Nicole Tami と河野学長 Dr. Ziedonis と河野学長

 大学間協定に基づく今後の交流の展望を意見交換する場面では、「急速な高齢化を抱えるニューメキシコ州の医療において、本学が推進する離島医療モデルが役に立つのではないか」、「日米の薬剤師の役割には大きな違いがあり、これからの日本の薬学教育ではアメリカの薬学教育を取り入れることで臨床教育を強化していくことに繋がるのではないか」、など活発な意見が展開されました。
 その後、河野学長や西田孝洋薬学部長らは学生交流を主管するGlobal Education Office の Dr. Nicole Tami 、副学長(ヘルスサイエンスセンター部門)のDr. Douglas Ziedonis らと面会し、今後の具体的な交流計画について確認し合いました。
 最後は、ちょうど調印式と同じ日に本学薬学部の短期研修プログラムでUNMの薬学部や病院で研修を受けていた薬学部生らと一緒に記念写真を撮りました。
 なお、2023年3月にはUNMの教員・学生が長崎を訪れ、長崎大学病院で薬剤師の役割を学んだり、上五島で在宅医療の現場を見学する予定です。


研修生との集合写真

心房細動スクリーニングのデモを受ける河野学長