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  • 受 賞

工学研究科博士前期課程の窄佑夢さんが表面技術協会第146回講演大会において第11回学生優秀講演賞を受賞しました。

 2023年3月8日に、長崎大学大学院工学研究科 総合工学専攻 博士前期課程1年の窄 佑夢さんが、第11回学生優秀講演賞(表面技術協会)を受賞しました。
 窄さんは、表面技術協会第146回講演大会(2022年9月7日、埼玉工業大学)において、「超高アスペクト比型ニッケルナノワイヤーの室温電解合成とその一軸磁気異方性」というタイトルで口頭発表し、その研究内容およびプレゼン技術が評価されての受賞となりました。窄さんは、金属アルミニウムの陽極酸化技術を駆使して、細孔径Dが100 nm、細孔長さLが350 µm、アスペクト比L/Dが3,500のナノチャンネル型アルミナ製メンブレンフィルターを開発し、これを鋳型として、強磁性ニッケルナノワイヤー集積膜の電解合成に成功しました。
 更に、この強磁性ニッケルナノワイヤーの長軸方向(集積膜面垂直方向)に外部磁場を印加すると、約1 kOe程度の外部磁場で飽和磁化に到達し、角形比が0.8を超越する一軸磁気異方性が発現することを見出しました。