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  • 社会連携・貢献

国際シンポジウム「長崎から世界へ:国際保健課題の解決に向けて」を開催しました

  5月12日(金)、長崎大学坂本キャンパス 医学部記念講堂にて、世界銀行グループと共同で国際シンポジウム「長崎から世界へ:国際保健課題の解決に向けて」を開催しました。(後援:財務省、厚生労働省、長崎県、長崎市、長崎新聞、長崎商工会議所、長崎経済同友会) 約200名の参加があり、盛会の内に幕が下りました。

▶プログラム
https://www.worldbank.org/ja/events/2023/05/15/international-symposium-by-nagasaki-university-and-the-world-bank-group-advancing-the-global-health-agenda

 本シンポジウムは、先進国や途上国における感染症パンデミックへの対応強化、誰もが、どこでも、金銭的困難なく、質の高い基礎的な保健サービスを受けられる、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成、について議論することを目的に、グローバルヘルス・プラネタリーヘルスの取り組みを進める長崎大学と、世界各地の途上国における保健分野の支援を積極的に展開する世界銀行グループが共同で開催しました。

 まず、主催者を代表して河野長崎大学長が挨拶し、続いて加藤厚生労働大臣、秋野公造財務副大臣、大石長崎県知事、鈴木史朗長崎市長及びMamta Murthi世界銀行副総裁からビデオメッセージを含めたご挨拶がありました。加藤厚生労働大臣からは、世界の健康問題解決に貢献してきた長崎大学と世界銀行グループが共同して国際シンポジウムを開催することへの期待と感謝が述べられました。

河野 茂 長崎大学長 加藤厚生労働大臣
Mamta Murthi 世界銀行副総裁 大石 賢吾 長崎県知事
鈴木 史朗 長崎市長

 シンポジウムでは、世界銀行グループ幹部のAparnaa Somanathan氏から「地域社会と地球のための強靱な保健システムの構築とその実現に向けた長崎での共同学習」についての講演があり、続いてロンドン大学衛生・熱帯医学大学院のKara Hanson教授から「気候と環境に優しい保健システムの観点から、保健システムの研究課題はどのように進化する必要があるか」について講演がありました。

 その後、国際医療福祉大学の山本尚子教授をモデレーターに、Zahid Malequeバングラデシュ保健⼤⾂、Lo Veasnakiryカンボジア保健担当政務⻑官、Ghufron Muktiインドネシア医療保健実施機関⻑官及びIsabel MAINAケニア保健省保健財政局⻑から、各国の強靭な保健システム構築に向けた取り組みについて発表があり、最後にGHIT Fundの國井修CEOから総括のコメントがありました。