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冨岡勉元衆議院議員に長崎大学名誉校友の称号を授与

 長崎大学は9月19日、長崎大学医学部の卒業生で元衆議院議員を務めた冨岡勉氏に「名誉校友」の称号を授与いたしました。

 冨岡勉氏は、昭和51年に本学医学部医学科を卒業後、医師として、さらには長崎県選出の政治家として文部科学副大臣や衆議院厚生労働委員長などの要職を歴任され、医療政策や教育政策に深く携わってこられました。そして、 COVID-19 のパンデミックに際して、長崎県での対応体制の確立にご尽力されたことは特筆すべきご貢献の一つです。
 また、本学の発展にもご尽力をいただいてまいりました。特に情報データ科学部の設置においては、その準備段階より迅速な設置の実現に欠くべからざる極めて有益なご指導・ご助言を数多くいただくなど、多大なるご貢献をいただきました。さらに、医学部の研究と教育の充実においても、実践的な手術手技向上研修事業によるカタバーサージカルトレーニングの実施、熱帯医学研究所附属アジア・アフリカ感染症研究施設ベトナムプロジェクト拠点の設立、BSL-4施設の設置など数多くのプロジェクトに大きなご支援をいただきました。

 このように、冨岡勉氏は我が国、長崎県、さらには本学における教育・研究活動及び医療の発展に尽力され、これらの功績がご顕著として、今回の称号授与を決定いたしました。
 9月19日に学長室で行われた授与式には、奥様の冨岡龍子様が代理で来学され、河野茂学長より賞状をお受け取りになられました。冨岡龍子様は今回の受賞について「冨岡が、医師として、教育者として、政治家として3つの分野で羽ばたくことができたのも長崎大学に支えられてきたおかげです。このような名誉な賞を長崎大学からいただけるとは、思ってもいませんでしたので、冨岡は非常に喜んでおり、長崎大学への想いを改めて感じることと思います。ありがとうございました。」と感想を述べられました。

 長崎大学名誉校友は本学の卒業生で各界において顕著な功績を挙げ、本学の名誉を高めるとともに、本学の教育研究の進展に多大な貢献をした者に授与されるものです。これまでにはノーベル化学賞を受賞された下村脩氏や、アサヒビール社長・会長・相談役や日本放送協会(NHK)会長を歴任された福地茂雄氏など7人に授与され、冨岡勉氏は8人目の授与者となります。