情報データ科学部 伊藤 宗平准教授が日本ソフトウェア科学会第39回大会において高橋奨励賞を受賞

　日本ソフトウェア科学会が主催する日本ソフトウェア科学会第39回大会において、情報データ科学部の伊藤 宗平 准教授が高橋奨励賞を受賞しました。
　高橋奨励賞は優れた論文発表を奨励することおよび発表技術の向上を目指して設けられたもので、2名程度の受賞対象者を大会プログラム委員、座長、及び企画委員が構成する選考委員会が選考し、役員会において受賞者を決定するものです。

■研究内容の概要
　本研究では、帰納的に定義される述語を含む一階の論理体系における、論理式の証明可能性の計算複雑性を明らかにしました。それらの体系は証明能力の違いがあることが知られていましたが、計算複雑性は明らかになっていませんでした。本研究により、証明能力の弱い体系であっても通常の計算機で完全に解くことは不可能で、証明能力の強い体系においては、そもそも計算機により証明を一つ一つ枚挙することすら不可能であることが示されました。
　

伊藤宗平准教授（左）

表彰状

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