HOME > NEWS > 詳細

News

ここから本文です。

  • トピックス

中国福建省衛生健康委員会の訪問団が長崎大学を訪問

 2024年11月22日、中国福建省衛生健康委員会の張小舟副主任をはじめ、同委員会の幹部や福建医科大学口腔医院の副院長らが長崎大学を訪問されました。
 長崎には16世紀末から17世紀初頭にかけて福建省から渡来した人々を中心とする日本最古の華人コミュニティが形成され、古くから交流が行われていました。
 近年では、1982年に福建省と長崎県で友好県省(姉妹都市)の締結を行い、40年以上にわたる交流を続けています。この歴史的なつながりを背景に、長崎大学は「福建省疾病予防控制中心」や「福建医科大学」と教育・研究交流を継続しており、学生の相互派遣や共同研究も多く行われています。

学長表敬訪問時の記念撮影

 今回の訪問は、その交流の一環として実施されました。11月21日には、長崎県庁を表敬訪問(福祉保健部長との面会)、また高齢者福祉事業所の視察が行われました。
22日の午前中には、本学の永安学長や伊東理事(学生・国際担当)への表敬訪問があり、両者の歴史的な交流や長崎大学で学んだ福建省出身者の話題を交えた意見交換が行われました。
午後には、長崎大学病院を表敬訪問し、尾﨑病院長と川上医歯薬学総合研究科長から病院及び研究科の概要説明を受けた後、高齢者医療などに関する活発な意見交換が行われました。
続いて行われた病棟やリハビリテーション室の視察では、福建省と長崎が抱える共通の課題に関して、実質的な知見が共有されました。
 今回の交流が福建と長崎、ひいては中国と日本の相互理解と交流の促進に繋がることが期待されます。

下村脩名誉博士顕彰記念館訪問時の様子 大学病院長表敬訪問時の記念撮影
意見交換時の様子 病棟訪問時の様子
リハビリテーション室訪問時の様子