2024年12月17日
山本郁夫教授の研究室では、海洋ごみ、特に海洋におけるマイクロプラスチック問題を解決するために、海洋マイクロプラスチック自動採水船ロボット(図1)を開発しました。現在、北部九州沿岸での採水に取りかかっており、採水した海水はマイクロプラスチック分析器(図2)にて分析を行います。工学研究科の中谷久之教授や環境計測会社らの知見や、気象庁気象研究所の海流予測データをもとに、マイクロプラスチックの原因の特定や細かな漂流予測を行っています。採水ロボットは赤潮の原因となる有害プランクトンを検出したり、様々な環境問題の解決の鍵となる技術としてその用途が多様化しています。
※本研究は内閣府「令和5年度地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の資金を得て実施しています。
図1.海洋マイクロプラスチック自動採水船ロボット |
図2.マイクロプラスチック分析器 |