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  • 教育・研究

経済学部「ビジネス・リサーチ」科目で最終報告会を開催しました

 11月26日(火)に、経済学部社会イノベーション領域の2年生を対象とした「ビジネス・リサーチ」科目において、活動にご協力いただいた事業者や来賓をお招きして、最終報告会を開催しました。
 本科目では、共感、定義、アイデア、プロトタイプ、テストからなる「デザイン思考」による実践的な教育を実施しています。今年度は、新大工町商店街振興組合、十八銀行親和銀行、長崎大学経済学部が協力し、十八親和銀行が進める「新大工町商店街におけるキャッシュレス化推進」に向けた実践的な活動に取り組みました。
 最終報告会では、受講生57名・11の班が、3つのテーマについて、活動内容と成果を報告しました。
【テーマ1】商店街利用者への街頭アンケート調査によって,キャッシュレス化の現状把握と分析を行う。1つの班が実践。
【テーマ2】文献調査と新大工町商店街振興組合へのヒアリング調査によって、商店街の課題を明確化し、解決案を検討・提案する。1つの班が実践。
【テーマ3】キャッシュレス化に向けて、まずは事業者がデジタルツールに慣れることを目的とする。具体的には、SNSを利用した効果的かつ継続可能な運用方法を検討・提案する。9つの班が実践。

■最終報告会終了後に学生からは次のような振り返りがありました。
自分たちがこれまで行ってきたことや、それを通じて感じたこと、考えたことをすべて発表することができた。発表中の事業者様方の反応も良く、最後まで飽きさせることなく発表をすることができたのではないかと感じた。また、発表の後に事業者の方々からお褒めの言葉をいただくことができ、非常に嬉しかった。
プレゼンの際に前を向いて話すことを心がけたい。事前に資料をしっかりと把握し、必要以上にスライドに目を落とさずに話せるように練習したい。今後は、外部との連携においてスケジュール管理を徹底し、定期的な進捗確認を行うことを心がけたい。具体的には、投稿やフィードバックの期限を明確に設定し、遅れが生じた場合の代替策を事前に考えておく必要があると感じた。
初めてオオサキ商会様とお話して、SNS 運用を行う上で、なかなか時間が取れないこと、やり方は分かるが、どんなものを投稿していいか分からないということ、そして今後の展望までお話しいただき、それを踏まえ、 1 週間サイクルの中、毎日 15 分間で続けられる SNS(Instagram)運用の流れを考えることができた。不動産ということで、どのような運用をすれば若者が見るようになるのか、難しいところもあったが、オオサキ商会様のご協力のおかげで実際に運用していただき、今後も続けていくというお声をいただくことができた。ベストな提案を出すことができたかは分からないが、SNS を運用するきっかけや習慣作りを提供できたのではないかと思う。また、発表では言えなかったが、Instagram のアカウントアイコンの改善案や、プロアカウントのプロフィール欄のテンプレートを作成してオオサキ商会様にご提案することができた。今後もこれだけの付き合いで終わらず、Instagram を見守り、何かあればアドバイスできる関係でありたい。

■各回の講義内容:
【第1回:2024年10月1日】
雲仙TSUDOIゲストハウスのオーナーでネイチャーガイドの市来勇人氏のご講演。
 市来氏には経済学部の実践型ゼミの活動にご協力いただいています。講演では、同氏のこれまでの活動内容や、リサーチサイトでヒアリング調査を行うにあたっての心構え等をご教授いただきました。

市来勇人氏の講演の様子

【第2回:2024年10月8日】
十八親和銀行 人事部の佐々木晋平氏と同行のデジタル化推進部の岡崎政史氏のご講演。
 佐々木氏からは、同行の使命と業務内容、社会貢献活動(空き店舗有効利用等)、グループ内でのインフラ共通化のメリット(熊本地震の例)等について、お話しいただきました。岡崎氏からは、データを交えたキャッシュレス化の現状,キャッシュレス化が必要な理由(諏訪神社から商店街への人流を作ることが出来る等)についてお話しいただきました。

佐々木氏・岡崎氏との集合写真

【第3回~6回】各班でフィールドワークを行いました。

事業者(クールカレアン)へSNSの使い方を説明する様子 事業者(COMFORT PLACE221)へSNS運用による反響
(好反応)の話を聴く様子

学生が考えた「決めポーズ」をする事業者(平井餅まんじゅう)との集合写真

【最終回(最終報告会)】

報告する学生(7班)の様子 報告する学生(10班)の様子

質疑応答の様子
報告を終えて、事業者と学生が談笑する様子
来賓・事業者との集合写真