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経済学部学生が次期長崎県総合計画策定に向けた政策提案発表会を行いました

 令和7年2月6日(木)に、長崎大学経済学部の宍倉学教授ゼミ・山口純哉准教授ゼミの3・4年生の25名が、令和8年度以降の長崎県の県政運営の指針や考え方を示す新たな総合計画の策定に向けて、若者の視点から計画策定に資する5つの政策に関する提案を行いました。

 これまで、長崎大学経済学部の宍倉ゼミ・山口ゼミでは、令和8年度以降の長崎県の県政運営の指針や考え方を示す新たな総合計画の策定に向けて、若者の視点から計画策定に資するべく政策提案の検討を行って参りました。その過程では、長崎県の関係各課の皆様に全面的な協力をいただき、長崎県総合計画に関するご講義や政策課題に関するインタビューなどを受けていただきました。
●令和6年10月17日(木) 長崎県の現状、総合計画の概要について県職員による講義を実施
●令和6年11月30日(土) 長崎大学経済学部において途中経過を報告(経済祭イベントの一環として実施)
●その後、政策提案に向けて学生が長崎県職員や関係機関などにインタビューなどを実施

これらを経て、学生からは以下5本の報告を行いました。
報告①「長崎県内のソーシャルグッドな企業活動・消費の推進に向けた地域政策の提案」 
報告②「○○高専」 
報告③「漁業のAI導入」 
報告④「長崎県内と離島の教育格差の是正」 
報告⑤「ひとり親世帯の支援に関する提案」


山口純哉准教授ゼミ学生の発表の様子

宍倉学教授ゼミ学生の発表の様子

報告会会場の様子

 また報告会には、長崎県の政策企画課、漁政課、こども家庭課、高校教育課、教育DX推進室の皆様にも参加いただき、報告に対する講評やコメントをいただきました。

長崎県担当課からのコメント

政策企画課(全体)
「皆さんの熱心な提案を持ち帰って、しっかり咀嚼した上で少しでも次期計画に反映できるように頑張りたい」

政策企画課(報告①)
「ソーシャルグッドについて、多様な視点から考えなければならないことがわかりました」

高校教育課(報告②)
「地域の将来のためにイノベーションを起こせるような人材を育てるために頑張ろう!というエネルギーをもらいました」

漁政課(報告③)
「養殖業へのAI導入に関する金融支援について考えさせられる報告だった」

教育DX推進課(報告④)
「離島の子どもたちが多様なことに触れながら、自分の育っている環境に誇りを持つ機会として重要だと感じた」

こども家庭課(報告⑤)
「ひとり親に焦点を当てて、データを丁寧に分析した素晴らしい報告だった」

  学生の感想

宍倉ゼミ
「長崎県の政策担当者の皆様に自分たちの報告を聞いてもらえたことは大変な励みになった。自分たちの研究が少しでも貢献できるよう引き続き研究を進めていきたい」

山口ゼミ
「企業や消費者が行動を変えようと思う根拠となるような、説得力のある分析結果を導けるように今後も研究を続けたい」

参加したゼミの学生たちは、本日の報告会を踏まえて、長崎県政に資する提案ができるように、引き続き政策研究を進めるとともに、提案内容の改善を行っていく予定です。