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第1回長崎・台湾医学シンポジウムを開催

 2025年4月18日、国立台湾大学医学部より10名の研究者および運営担当者を招へいし、長崎大学医学部及び大学院医歯薬学総合研究科主催の「第1回長崎・台湾医学シンポジウム」を開催しました。およそ150名の研究者および職員が参加しました。

 本シンポジウムは、2024年5月、本学の永安学長を団長とした一行が国立台湾大学を表敬訪問した際、同席した双方の医学部長が、医学分野における交流を加速させ、臨床実習における学生交換等を拡充するとともに、国際的な視点と経験を持つ医師・研究者の養成を図ることを目的とした医学シンポジウムの開催を約束したことに始まります。

 シンポジウム前日には、学長表敬訪問、および部局間短期学生プログラムに関する協定書調印式を執り行いました。この学部間学生覚書の締結により、医学部医学科生の学生交流(臨床実習)を促進する計画です。

 シンポジウム当日は、“世界規模の国境を越える健康問題などに大きなインパクトをもたらす医療の取り組み”をテーマに、教授等による口頭発表と若手研究者によるポスター掲示及び口頭発表を実施しました。まず、永安学長、先方Ni医学部長、Huan教授、本学川上医歯薬学総合研究科長そして西田薬学部長による開会の挨拶がありました。口頭セッションでは、11名の研究者による研究発表が行われ、活発な質疑応答があり、分野を超えて相互の研究に触れる素晴らしい機会となりました。閉会の挨拶では、池松医学部長より、長崎大学医学部と国立台湾大学との深い交流の歴史も紹介され、国立台湾大学医学部との連携の更なる発展を期待する旨、説明がありました。

 また、36名の若手研究者によるポスターセッションも行われました。参加者は、様々な分野の最新の研究成果に触れ、また、分野を超えた交流ができ、いい刺激を得る機会となりました。

 来年は、国立台湾大学医学部にて、シンポジウムを開催する計画です。今後も継続し開催できるように、これまで以上に国立台湾大学医学部との研究者間の交流を深めて行く予定です。

口頭セッションでの集合写真 国立台湾大学Ni医学部長による発表の様子

国立台湾大学Hsu先生の発表に質問する松本先生

ポスターセッションの様子

ポスター内容について説明する様子

室田教授研究室の発表
懇親会での集合写真