2025年06月10日
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6月6日(金)長崎大学多文化社会学部一般公開セミナーとして、オランダのライデン大学よりアーミン・カイフェルス教授(専門:EU法)を講師としてお迎えし、講演「トランプ政治に直面する原則と法 - 法の支配の重要性の高まりと日本とEUとの協力」がありました。
EU法は加盟国の国内法よりも優越し、法による支配を制度的中核に据えていることの説明があり、法権力(Power)との関係の限界としてEUが直面してきた複数の危機(polycrisis)が説明されました。EU、日本、ASEANのような中規模国・地域が取るべき道は、法と信頼に基づく協力と連携を強化することで、力の論理に対抗する新たな秩序を形成することが重要であると主張されました。
講演の後は、永安学長をはじめとして会場の学生、教職員との意見交換が行われました。
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