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  • 教育・研究

「第8回 Nagasaki University International Staff Week」を開催しました

 長崎大学は、欧州連合(EU)の奨学金制度 Erasmus+ Program に、ポルトガル、イタリア、トルコ、ルーマニアの大学とともに申請し、採択を受けています。この制度により、学生および教職員の相互派遣に対して助成を受けています。
 このたび本制度を活用し、ポルトガルのポルト大学から教員1名(Proenca教授)を経済学部に迎え、2025年7月14日(月)から18日(金)まで、8回目となる「International Staff Week」を実施しました。
 期間中、Proenca先生には、経済学部において、「Presentation: Navigating the Service Management: Understanding Trends, Characteristics, and Strategies」と題した講義を実施いただき、さらに教員向けには「Strengthening the Service Profit Chain: Employer Branding as a Driver of Internal Service Quality, Employee Retention, and Customer Satisfaction in Organizational Frontlines」というテーマで研究発表を行っていただきました。発表後には活発な意見交換が行われ、充実したディスカッションの場となりました。
 また、グローバル連携機構および国際企画課の協力のもと、本学の概要や留学生支援体制に関する説明を受け、両大学における国際交流の取り組みについて、幅広い情報共有と意見交換を行いました。

経済学部での講義の様子
(片淵キャンパス)
丸山国際交流委員長による経済学部の紹介の様子
(片淵キャンパス)
研究発表会の様子
(片淵キャンパス)
両大学の概要、国際交流の取り組みについて
意見交換している様子(文教キャンパス)


 片淵キャンパスツアーでは、登録有形文化財に登録されている拱橋や瓊林会館、附属図書館経済学部分館に所蔵されているアダム・スミスの著書『国富論』初版などを興味深く見学されました。

片淵キャンパスツアーで、1903年に架設され2007年に
国の登録有形文化財に登録された拱橋を見学する様子
長崎大学附属図書館経済学部分館の資料室見学
(片淵キャンパス)


 また、フィールドワークでは長崎の歴史を学びに長崎歴史文化博物館を訪れ、江戸時代から続くポルトガルと長崎の交流の歴史について、時間をかけてじっくりと見学し理解を深めていました。
 今回の研修は、研究と教育の両方の面から学びの機会があり、有意義なものとなりました。来年には、経済学部の成田真樹子准教授が同奨学金を利用し、ポルト大学で研修を行います。今後の更なる交流の広がりが期待されます。

三輪加奈副学部長より修了証授与(片淵キャンパス)
左から:三輪副学部長、Prof. Joao Proenca、成田准教授