2025年09月18日
2025年9月16日(火)、日本橋ライフサイエンスビルディングにて「第12回 長崎大学海洋未来イノベーション機構(OMST)東京セミナー」が開催されました。
今回のテーマは「洋上風力分野における大学と産業界のさらなる連携」で、産学官に加えて学生も含む約70名の参加があり、人材育成やリカレント教育の重要性についての講演や、活発な意見交換が行われました。
冒頭、永安武 学長からのビデオメッセージに続き、征矢野清 機構長がセミナーの趣旨を説明。講演では、三菱総合研究所の寺澤千尋氏が次世代人材育成の重要性を、ボストン コンサルティング グループの大村洋平氏・山地響子氏が洋上風力産業とリカレント教育の必要性について、それぞれの専門的な視点から紹介がありました。
後半の総合討論では、長崎大学の森田孝明 特定教授が進行を務め、登壇者と参加者による意見交換が行われ、産学連携洋上風力人材育成コンソーシアム(IACOW)のこれまでの取り組みについて紹介された後、事業環境の改善に向けた産学官の連携した取組を進めながら、特に人材育成は、ぶれることなく、取り組みを継続することの重要性が改めて確認されました。
総合討論の締めくくりで、工学部の坂口大作 学部長が「洋上風力は、誰もが共有できる“風”という資源を使った平和的なエネルギー。技術を通じて世界の平和にも貢献できる」と力強く語り、洋上風力の可能性と意義を再認識する場となりました。
閉会の挨拶では、IACOWの代表で、本学の副学長を務める山本郁夫教授より、洋上風力分野における人材育成と産学官連携をさらに進めていくべく、研究力・教育力の向上を図っていく旨の話がありました。長崎大学は今後も、知の連携を通じて社会に貢献し、持続可能な未来の実現に向けて取り組んでいきます。
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![]() セミナーの様子 |
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